一定の条件が揃った時にだけ観測することができる自然現象「ダイヤモンドダスト」。
太陽の光に照らされてキラキラと光り輝くその光景は、まさにダイヤモンドのように特別な美しさです。
全国でも一部の寒冷地で特定の条件下でのみ発生するため、実際に見てみたいという方は、しっかりとダイヤモンドダストについて知識を深めておく必要があります。
今回は、そんなダイヤモンドダストが発生する条件や、観測できる場所などを中心に紹介していきます。

ダイヤモンドダストとはどんな現象?

まずはダイヤモンドダストとはどのような現象なのかについて説明していきます。
ダイヤモンドダストとは、別名では細氷とも呼ばれ、厳冬期の寒冷地にて起きる自然現象です。空気中の水蒸気が寒さによって結晶化し、昇華したところに陽の光が当たることで、まるでダイヤモンドのようにキラキラと光り輝く現象のことを言います。
現在では、人工的にダイヤモンドダストを作り出すことも可能ですが、自然が作り出すダイヤモンドダストは、発生確率がとても低く、滅多に観測することのできない神秘的な現象です。

ダイヤモンドダストの発生条件とは

ダイヤモンドダストを観測するには、適切な時期や場所以外にも、いくつかの気象条件を満たしている必要があります。
また、それらを全て満たしていたとしても、必ずダイヤモンドダストが発生するわけではありません。それほどまでに、観測することができれば幸運で希少価値のある自然現象と言えます。

早朝で氷点下10度以下であること

一つ目の条件として、気温が氷点下10度を下回っている必要があります。
明け方から早朝にかけては、放射冷却現象により気温が急激に下がるため、ダイヤモンドダストが発生するのはこの時間帯となります。
また、時期としては1〜2月の発生率がもっとも高いとされています。

快晴で風がないこと

二つ目の条件として、快晴で無風状態であることがあげられます。
ダイヤモンドダストは、空気中の氷の結晶が陽の光を浴びて光輝く現象であるため、曇りなどで陽が差し込まない状態では観測することはできません。
また、風が無く空気が澄み切っていることも重要で、1km先も肉眼ではっきりと見渡せるような気象条件が好ましいとされています。

空気中に適度な湿度があること

三つ目の条件として、適度な湿度が求められます。
そもそもダイヤモンドダストは、空気中の水分が寒さによって結晶化したものであるため、湿度が無い状態では発生しません。
空気中に適度な湿度があることで、綺麗なダイヤモンドダストが発生しやすくなります。

ダイヤモンドダストが見られる場所

国内でダイヤモンドダストが見られる場所と言えば、やはり北海道でしょう。
北海道の中でも、名寄市や美瑛町、幌加内町、十勝エリアなどがダイヤモンドダストが見られるスポットとして有名です。
これらの特徴として、気温の下がりやすい内陸部であることがあげられます。
ダイヤモンドダストを一度はこの目で見てみたい!という方は、北海道の内陸部にて、適切な時期や気象条件を狙って訪れてみることをお勧めします。

ダイヤモンドの輝きをジュエリーで

ダイヤモンドダストも、煌びやかな美しさからその名が付けられたように、ダイヤモンドの輝きは、いつの時代も人の心を惹きつける特別な宝石です。
今回はそんなダイヤモンドを使った魅力的なジュエリーを紹介します。

Pt900 ダイヤモンドピアス

Pt900 ダイヤモンドピアス

ご紹介するのは、プラチナ900の地金にブリリアントカットのダイヤモンドを合わせたピアスです。
一粒ダイヤモンドというシンプルなデザインですが、他の宝石には無いダイヤモンドならではの輝きにより、耳元を華やかに演出することができます。
ダイヤモンドのサイズは約3mmと派手すぎない上品サイズのため、会社などの普段使いにも便利なピアスとなっています。
コーディネートの中にさりげなくダイヤモンドを入れたいという方にお勧めです。

まとめ

自然が生み出すアート作品とも言える美しさのダイヤモンドダスト。
簡単には見ることができないという点が、より特別感を出してくれる自然現象です。
幸運にもダイヤモンドダストをその目で見ることが出来たなら、一生忘れることのできない思い出となることでしょう。
皆さんも、一度はダイヤモンドダストの観測に挑戦してみてはいかがでしょうか。

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