スターリングシルバーは、アクセサリー、ジュエリーにはお馴染みの素材ですね!特にメンズアクセサリーに多用されることもあり、どちらかというと男性に愛される金属です。

でも実際スターリングシルバーっていったい何?
今回はわかっているようで知らない、スターリングシルバーのリアルに迫っていきたいと思います。

今更聞けない!スターリングシルバーって何だっけ?

シルバーはどちらかというと高級なジュエリーではなく、気軽に身に着けられるアクセサリーの地銀として使われることが多いメタルです。しかし一言でシルバーと言っても、実はいろいろなシルバーがあること、皆さんはご存知でしたか?

ここではそんなシルバーの基本知識について解説していきましょう!

スターリングって何?誰?なぜ銀はスターリングシルバーを使うの?

スターリングシルバーのスターリング、そもそもスターリングって何なのでしょうか?どこかの国に同じような名前の政治家がいた気がしますが、ここでいうスターリングとはドイツの貨幣鋳造家のスターリング氏から取られています。

つまりスターリング氏が1300年代に、貨幣としてシルバーを鋳造する際に適切な品位(純度)で割ったシルバーが、スターリングシルバーの語源となっているのです。
国によって使われる銀の品位は異なりますが、日本では基準となる銀の品位はシルバーを92.5、そして残りの7.5を銅で割ったものを、スターリングシルバーと呼んでいます。
勿論純銀を使うこともありますが、銀の性質として柔らかすぎて耐久力に欠けることから、上記のように加工しやすい硬さのシルバー合金として使われることが一般的なのです。

シルバー925との違いについて

シルバーは金、プラチナに比べると随分価値が下がる金属ですが、遥か昔のエジプトではゴールドの2倍以上の価値がある希少メタルとして取引されていました。なんだかあり得ないような本当の話……。

さて前項でシルバーは他の金属と割金して耐久力をつけると説明しましたが、スターリングシルバーと同様によく耳にするのがシルバー925という言葉。シルバー925もスターリングシルバーも、銀の割合は92.5%で同様の純度です。

それではなぜ名前を両者共通にしないのか?という問題がでてきますね。その回答はというと、スターリングシルバーが銀92.5%、銅7.5%の割合の合金ですが、シルバー925は銀92.5%の残りを様々な割合の金属で割っていることが大きな違いです。

つまりシルバー925の7.5%をパラジウム、アルミニウム、亜鉛、ニッケルなどを使い、銀の純度こそ92.5%になるものの、その他に混ぜ合わせる金属は異なります。似ているようで全く異なる銀の合金、日本では92.5%の品位で利用されますが、その中でも耐久力に優れた時効硬化を誇るもの、それがスターリングシルバーなのです。(時効硬化とは徐々にメタルの硬さを増していく現象のことです。)

またシルバー925以外にも、その純度によりシルバー950、900、800など時代や国、用途によって異なる品位のシルバーが使われています。ただあまりに銀の純度が低い場合、割る金属によっては、緑青を生じるなどその保管には注意しなければなりません。(特に銅の比率が多いシルバーにはよく見られます。)
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プラチナでもWGでも出せない魅力!シルバージュエリーの良さとは?

私たちの生活にずいぶん馴染んでいるシルバーという金属ですが、実際は銀合金として加工されていたのですね。

昨今のジュエリー業界でシルバーをメインにしたジュエリーはあまり多くはありませんが、伝統的に装身具や貨幣、食器や工芸品などに多用されてきた歴史もあり、シルバー抜きで宝飾史は語れない歴史を誇っています。

ここではそんなシルバーの魅力を再構築するとともに、気になるそのお手入れ方法から金属アレルギーのリスクに関してもお話していきたいと思います。

シルバーが愛される理由

日本で愛されるプラチナは意外と重く、そしてより色が濃い鼠色のような銀白色をしています。ホワイトゴールドも人気のある金属ですが、こちらは割金として混ぜる金属によって黄色味がある場合も……。ただしロジウムメッキを表面に施すため、パッと見た感じはプラチナと区別がつきませんが、メッキが剥がれる心配は否定できません。

さてシルバーはというと、プラチナやホワイトゴールドと比べても、色味が薄く、ペールホワイトの反射を楽しめるのが特徴的です。前述のように低品位のシルバーに関しては、錆が生じる場合もありますが、優しくマイルドな味わいこそが人気です!

個人的にもシルバーは過小評価されている気がしますが、シルバーの一番のメリットはそのコストパフォーマンス!金の約1/80、プラチナの1/50程度の価格で推移しているので、たっぷりのシルバーを使ったジュエリーも経済的に楽しめるのは嬉しい限り。

好き嫌いこそ分かれますが、あえてシルバーを地銀にしたジュエリーで豪奢なダイヤモンドや貴石、半貴石をセットしたものを、ダイナミックに身に着けるのも魅力的です。

シルバー=安い金属という固定概念こそありますが、意外にシルバージュエリーを愛する著名人、セレブは多く、その潜在的な市場は大きいということも付け加えておきましょう。

シルバーのお手入れ方法に関して

勿論シルバー自体が柔らかい金属なので、傷が付きやすい点は否めませんが……。また硫化による黒ずみが気になる方も多いと思いますが、シルバーダスターで優しく拭くだけで見違えるような美しさを取り戻します。家庭内でも重曹や塩、歯磨き粉を用いてシルバーをお手入れすることもできますが、手加減を知らずに歯ブラシ等でゴシゴシしてしまうとシルバーを傷つける恐れも……。

そのためシルバーダスターがない場合は、メガネ拭きなどで代用しながら日々のお手入れを行い、汚れが目立ってきたらお近くのジュエリーショップで綺麗に磨いてもらうことを推奨いたします。

※【注意】表面に「メッキ」が施されている場合は、シルバー磨き等、研磨剤入りの布や液体はメッキがはがれる(削れる)可能性がありますので絶対に使用しないで下さい。

シルバーの金属アレルギー

ジュエリーを身に着ける上で留意したい切実な問題として挙げられるのが、何を隠そう金属アレルギーです。金属アレルギーが起こる要因は、汗などの体液が原因で金属がイオン化し、体内に異物として反応してしまう免疫システムが原因になります。

シルバーの中でも割金として使われるニッケルやパラジウムはイオン化する傾向が高く、スターリングシルバーではなくシルバー925を身に着ける場合は、どの金属を使って割っているかが重要です。

もし割金としてニッケルやパラジウム、コバルトなどが使われている場合は、人によっては金属アレルギーを誘発するので、事前にパッチテストを済ませてどの金属にアレルギーがあるのかを調べてから購入しましょう。
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まとめ

いかがでしたか?今回は気になるスターリングシルバーに関するコラムを書いてみました。ジュエリー選びの第一選択になることはあまりありませんが、それでもシルバーはシルバーの魅力的な性質、メリットがあることを分かって頂けたと思います。

お手入れこそ必須のメタルですが、日々のケアさえ気を付ければプラチナ同様素晴らしい輝きを楽しめるので、ぜひあなたのジュエリーコレクションにシルバーラインを加えてみてはいかがでしょうか?