女性にときめきを与えるWORD……、ダイヤモンドという宝石の女王様。

ダイヤモンドは婚約指輪に結婚指輪だけでなく、様々なシーンを華やかに彩ってくれるマジックストーン。皆さんもダイヤモンドの4Cについてはご存知の方も多いと思いますが、今回はあまり知られていないその種類をピックアップ!

ダイヤモンドの深みをもっと知ることで、よりその魅力に美しさを再発掘していきましょう。

ダイヤモンドは含有する不純物により異なる種類を呈する!

ダイヤモンドは、様々な要因で結晶構造に欠陥や変異が生じたり、含有する不純物が原因で個々のダイヤモンドが見せるカラーや特徴は異なってきます。それぞれが違うからこそダイヤモンドは面白いのですが、ここではわかりやすくダイヤモンドの種類について解説していきたいと思います。

ダイヤモンドの個は「不純物」が決める!

その美しさ、そしてどんなものにも勝るその硬度から、ギリシャ語でAdamas(征服されないという意味)と呼ばれてきたダイヤモンド。皆さんもご存知の通り、ダイヤモンドは炭素で出来た共有結合の結晶であり、グラファイトつまりは黒鉛と同じ成分ではありますが、その結晶の形が異なる為、物理的性質も結果違うものとなり、これを同質異像と呼んでいます。

ダイヤモンドは炭素以外にも窒素やホウ素、アルミニウムや水素などの不純物を含むことがあり、これらの不純物が要因となりダイヤモンドのカラーが決定。これをカラーセンターと呼ぶのです。

格子状に規則正しい形で配列された結晶構造において、それぞれの炭素原子は頑固な共有結合で結ばれています。しかし前述のような大小いくつかの不純物の存在が、ダイヤモンドの形状、蛍光性、透明度、蛍光スペクトル、電気伝導性や色合いに大きな影響を及ぼすのです。

ダイヤモンドの不純物として最も重要なファクターは窒素、そしてホウ素であり、これらがダイヤモンドの特徴に大きく寄与し、ダイヤモンドを4つの種類へと分けるキーワードになっていくのです。
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ダイヤモンドの種類は4タイプに分かれる!その特徴を見てみよう

4つのC、つまりはカラット、カラー、クラリティーにカット、これらの4つの品質基準が明確にされているがゆえ、消費者にとってダイヤモンドを選ぶ選択肢が増え、同時に購入に関しての不安要素が払しょくされます。

ダイヤモンドの何に価値を置くのかでその値段は大きく異なりますが、最も気になるのがその透明度、色合いではないでしょうか?ここではそれらを決定づける4つのダイヤモンドの種類をタイプ別に解説していきたいと思います。

Type Ia

皆さんがお持ちのダイヤモンド、パッと見ただけではそれがどのタイプのダイヤモンドなのかは勿論分かりません。しかし市場におけるダイヤモンドの95%程度はタイプIaだと言われています。

タイプIaのダイヤモンドは1,000PPMから3,000PPMの窒素を含み、私たちが目にして手に取るダイヤモンドの殆どはIaタイプです。窒素は通常2~4の集合体を作っており、無色から黄色味を帯びた色合いを呈しています。

Type Ib

タイプIaと同様に窒素を含みますが、10PPMから1,000PPM程度の窒素濃度になります。タイプIaとは異なり、散らばった形で単独で存在しているのが特徴です。窒素が多く含まれるとIaと同じく黄色や褐色を呈しますが、Ibの特に窒素が多いものはファンシーカラーのカナリアイエローの濃い黄色を作り出します。

なお高温高圧化で作られた黄色味を帯びた合成ダイヤモンドは、通常Type Ibであることも覚えておきましょう。

Type IIa

タイプIIaダイヤモンド、もしかしたら聞いたことがある方もいるかもしれませんね。通常窒素を全く含まないタイプのダイヤモンドと言われますが、定義上は窒素含有率が10PPMの石のことです。

とてもとてもレアな種類のダイヤモンドであり、全ダイヤモンドの0.1~2.0%程度であると言われています。最も純粋なダイヤモンドに近く、不純物をほとんど含まないことから高い透明率を誇り市場価値が非常に高いものとなります。

Type IIb

このタイプのダイヤモンドは基本ホウ素を含んでいます。つまり結晶構造を構成している炭素原子がホウ素に置き換わり(1atmの炭素が1atmのホウ素に置換)、これがカラー要素になり青みを帯びたダイヤモンドを作り出すのです。

タイプ IIbのダイヤモンドは強い電気伝導性を持つことが特徴で、タイプIIa同様に非常に珍しいダイヤモンドとして知られています。なおタイプIIbのダイヤモンド以外でもブルーグレイの色合いを呈するものもありますが、こちらはホウ素ではなく強い濃度の水素がカラー決定要素になっていると考えられます。なお水素由来のダイヤモンドは基本的に電気伝導性を持っていない為、鑑定機関での鑑定は容易です。

なお宝飾史の歴史の中でも非常に有名で質の高いダイヤモンドが多く産出されたゴルゴンダ(インド)ダイヤモンドは(18世紀まで産出されましたが現在は枯渇)、定説ではタイプIIaであると語られてきましたが、若干のホウ素を含むものも確認されている興味深い事実もあります。

同じような輝き、肉眼では同じような透明度を誇っていても、実際にはその不純物の違いにより4つのタイプ別に分かれていること、この事実を頭の中に入れてダイヤモンドを選んでみる。そうしたらきっと、ダイヤモンドが形成された長い悠久の歴史と自然の偉大さを少しだけ感じられることでしょう。
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まとめ

今回はダイヤモンドの4つのタイプについてコラムを執筆してみました。ダイヤモンドほど女性の心を引き付ける、または男性にとっても楽しみやすい宝石はないはずです。

だからこそその価値と個性を決定するカギとなるダイヤモンドの種類を正しく理解して、ダイヤモンドを購入することが大切です。

自分の所持しているダイヤモンドのタイプがどれに当てはまるのかは自身で判断できかねますが、気になる方は鑑定機関で調べてもらうのも面白いかもしれませんね!