唐草模様や,つたの葉、花のように絡み合った可愛らしいモチーフのアラベスク模様。神聖幾何学模様が連なるように見えるアラベスク模様は、世界中に残る遺産や建造物に施されています。
発祥は古代エジプトやイスラムと言われており、イスラム美術として広く愛されてきました。
その後ヨーロッパ各地やアジア方面にも広がっていったアラベスク模様は、世界中の装飾文化に大きな影響を与えました。

そんなアラベスク模様は、調度品や宝石の世界でも人気の高いモチーフ。特に宝石では、リングやピアスなど数々のジュエリーに施されています。
つい見とれてしまうような魅力を放つアラベスク模様と宝石の関係について、ご紹介します。

アラベスク模様

「アラベスク」という言葉は、フランス語で「アラビア風」という意味。
アラベスク模様で代表的なものは、つたの葉っぱなどの模様が左右対称のシンメトリーで繰り返され作られるパターンが連なったものでしょう。
アラベスク模様には、植物をモチーフにしたもの、円の組み合わせなど幾何学模様が繰り返されるもの、文字がベースになっているものなどがあります。
数学的見地から見ても完璧なアラベスク模様は、多くの人たちの心を魅了し、世界中に広がっていったのです。

神聖幾何学模様としてのアラベスクモチーフ

世界中の壁画やタイルなどにも描かれているアラベスク模様は、いくつかの模様が複雑に絡み合っているようにも見えます。

唯一神がベースにあったイスラム教は、偶像崇拝を禁じていたため、絵画や装飾品に人や動物を描くこと自体がNGでした。
そのため、植物やコンパスで描く円が、同じように美しいシンボルが連なって、アラベスク模様が生まれていったのです。

アラベスク模様は、学術的観点から見てもスピリチュアル視点から見ても、とても不思議で幾何学的なデザイン。そして、見ていると心に無限の広がりを感じます。
この「無限」、「永遠の広がり」こそ、自分の心が開き神に通じているという「神への信仰」の表れであるのです。
この気持ちは人類に共通する気持ちとして広まり、やがてはアラベスク模様自体が「神の作り出した美」とされていました。
イスラム教の中では、宗教も科学も芸術も全て神のアートだと考えられていたのですね。
アラベスク模様は、どの宗教にも通じる教えとしての「真・善・美」がすべて込められているモチーフだと言えるでしょう。

アラベスク模様の種類

アラベスク模様は、ノスタルジックな雰囲気も、斬新な雰囲気も出すことができる、流行にとらわれないパターンです。
その理由として、昔から世界中の各地域で愛されてきたアラベスク模様があることもポイントです。
そこで、各地域によってよく使われるパターンを、種類ごとに見ていきましょう。

植物モチーフ(エジプト編)

アラベスク模様の中でも代表的な唐草模様のアラベスク模様はとても人気です。唐草模様の起源はエジプトと言われており、植物の種類も様々です。
シンプルですが、その並びや配列はイスラム教の世界観に基づいて作られています。

植物モチーフ(日本)

日本でのアラベスク模様といえば、風呂敷などの柄でおなじみの唐草模様でしょうか。唐草模様も、絡み合うつる草が永遠性のシンボルとして、また長寿と繁栄のシンボルとして時代を超えて愛用されるパターンです。

植物モチーフ(ヨーロッパ編)

同じ植物モチーフの中でも、ヨーロッパのアラベスク模様はお花柄が加わります。スミレ、チューリップ、百合の花などヨーロッパの文化と生活に根ざしているのがわかります。アラベスク模様でロココ調のものだと、一見してアラベスク模様とは気づかないものもあるほど、ゴージャスになっているものもあります。

フルーツのモチーフ

アラベスク模様の中でもオリエントの部類に入るのが、フルーツをモチーフにした唐草模様です。題材としては、リンゴや桃を始め、いちじくやざくろ、ぶどうなどが選ばれます。
フルーツのモチーフのアラベスク模様は、とても可愛らしくシンボル的要素も強まります。

アジアは雲や動物のモチーフも!

アラベスク模様の中でも、アジア方面では空に浮かぶ雲や動物のイメージで作られたものも愛されています。
連なる雲や、鳥たちなどのアラベスク模様も美しい存在感です。聖霊のシンボルでもある鳩とアラベスク模様が一緒にデザインされたものは、西洋東洋問わずに人気の高いパターンです。

ひとえにアラベスク模様といっても、種類も様々、そして模様で数えてみれば無数のパターンがあるのです。

永遠の愛のシンボル

アラベスク模様は、古き良き時代から世界中あらゆるところで描かれるようになり、神聖なシンボルとして人々の目に残るようになりました。
特に装飾品としてのアラベスク模様は、永遠性、豊かさ、繁栄、循環の意味も持っていたため、献上品の模様として、また、神聖な場所などに描かれるものでした。
様々なパターンがあるアラベスク模様ですが、2本の線が絡み合って続いて行くことから、恋人同士が永遠の愛を誓う時のシンボルとしても用いられていたのです。
昔からペアリングやペアアイテムの模様としてアラベスク模様が施されたものですが、今でもペアリングや大切な人への贈り物にアラベスク模様のモチーフが人気なのは、永遠の愛のシンボルとして気持ちを込めているからです。

たとえ離れ離れになっても、絡み合うご縁が続いていくというのは、恋愛関係に限らず、家族愛や友人愛にも言えることです。
何かのご縁で一度でも巡り合った人とは、ずっとその後も縁が続いていく、そしてそれは恋愛感情であればより強いご縁となっていくのです。
特に恋人同士や夫婦になると、人間の体としての付き合い以上に、魂同士の関わりも深くなります。
相手を思いやり、相手から思いやられるなどの愛の循環をサポートするのも、アラベスク模様のサポートになるでしょう。

大切な人に、無限の愛や可能性を感じてもらいたいと思うのであれば、アラベスク模様のモチーフの宝石をプレゼントするのもおすすめです。
ピアスをつけることで、持ち主の心が開き、何か大きな癒しをもたらしてくれる、そんな心のサポートをするのが時代を超えて愛されているアラベスク模様なのです。
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まとめ

世界中で古くから愛されてきたアラベスク模様ですが、長く愛されるものには必ず理由があります。
特に永遠の愛をサポートするアラベスク模様は、恋人たちにオススメのアイテムになりますよ。