10月の誕生石として知られるオパール。
シックなデザインのジュエリーに多用され、落ち着いた印象を淑女に与えてくれる高貴な宝石。

好き嫌いが別れる宝石とも言われますが、まばゆい夕焼けを閉じ込めたような遊色効果のファンは多く、最近その人気が鰻登りに高くなってきました。
今回はオパールの中でも最近産出され、その高い遊色効果で人気を博しているエチオピアオパールの魅力とそのお手入れ方法についてお話していきたいと思います。

オパールにも色々あるぞ!産地で異なる魅力と扱い方

おばあ様の宝石箱に、1つや2つ眠っているそんなイメージがある方も多いことでしょう。愛と希望の石として愛されて来たオパール、ここではまずその豊富な産出場所別のオパールの特徴と魅力に触れてみましょう。

オパールの特徴と産地による違い

思わずうっとりしてしまう、オパールの不思議な揺らめき。まるで炎が鉱物の中に閉じ込められたように見える、その不思議な輝きの正体、それを遊色効果と呼びます。
均一に並んだ球状の粒子の集合体が、光の干渉によって、まるで虹のような遊色効果を見せるのがオパールの特徴です。
最も知られたオパールとして、オーストラリアで産出されるライトオパールが挙げられます。ホワイトオパールとも言われ、透明度の高い乳白色として人気があるタイプです。

昨今話題になるオパールとして、メキシコ産のメキシコオパールがあります。ウォーターオパールまたはファイアーオパールと呼ばれるもので、メキシコの宝飾史を語る上で欠かせない宝石として知られ、特に鮮やかなオレンジのファイアーオパールは美しいの一言。

その外にもブラックオパール、ボルダーオパール、母岩と共に研磨されるカンテラオパールなど、様々なタイプのものが見られます。

オパール=遊色効果、と思われる方も多いと思いますが、ファイアーオパール、ピンクオパールなど遊色効果が全く見られない不透明なタイプも多く、一言で遊色効果のオパールと断言できないところが、オパールの面白みでもあり特徴でもあるのです。

エチオピアオパールの遊色効果の特徴について

オパールの主な産地はオーストラリア、メキシコですが、最近その存在感をメキメキと上昇させているのがエチオピア産のオパールです。
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エチオピア産のオパールは、ザ・オパールの代表例ともいえるライトオパールに属しますが、オーストラリア産のものに比べても、その遊色効果が強いことが特徴と言えます。
エチオピアオパールは特に内部に抱える水分量が多く、水に浸し濡らすと、その色がまるで脱色されるがごとく透明になるハイドロフェン現象を有します。
全てのエチオピアパールにハイドロフェン効果がみられるわけではありませんが、この現象がエチオピアンオパールの取り扱いにリンクしていくのです。

エチオピアオパール、最大の弱点は水分だった!?

しばしジュエリーを付けっぱなしで生活している方を見かけます。炊事、洗濯、料理にシャワータイム、就寝時もいつも一緒……。

しかしそんなカジュアルに身に着けられないのがオパールという繊細な宝石なんです。ここではオパールの特出すべき特質から見るその取扱い方、そして末永くその遊色効果を楽しむ秘訣について考察してみたいと思います。

エチオピアオパールの吸水性の強さは折り紙付き

鉱石の内包物として水分を抱え込んでいる、それがオパールという宝石の魅力。それがゆえにオパールを儚く脆い石にしてしまう、オパールジュエリーを購入される方はそのことを肝に銘じてほしいと願うばかりです。

前述でもお話しましたが、エチオピアオパールはその中でも特に水分含有量が多く、水分を吸収する力、吸水性が高いことで知られています。
わざわざエチオピアオパールを水中に沈める方はいないと思いますが、付けていることを忘れて入浴してしまった、プールに入ってしまったことで、水分を吸収してしまう事も……。

エチオピアオパールが水分を吸収してしまうと、先ほどのハイドロフェン現象が起こり、オパール本来の色合いが失われ、遊色現象が弱まってしまいます。
この現象は一時的なので、時間が経過すればその色合いも元に戻りますが、1~数週間程度時間を要すること、そして繰り返し水分を吸収すると石自体が変性してしまうことも……。

ハイドロフェン現象なんてすごい!どんな変化を見せるんだろう!?と人の好奇心は未知なる変化にココロがうつろいがち。しかしエチオピアオパール自体の美観を損ねかねない結果になりかねないので、着用環境だけでなく湿度にも十分気を配らなければなりません。

矛盾してる?水分を避けるはずなのに乾燥にも要注意の謎

散々エチオピアオパールは水分が大敵です!と言っておきながら、実は乾燥にも非常に弱いという、一見すると矛盾するような性質も持ち合わせています。
つまるところ内部の水分環境を保つために、ある程度の湿度は必要不可欠。灼熱の夏場の外出、例えばエジプト旅行に出かける際には、エチオピアオパールはとりあえず宝石箱の中にイン!

着用時は直射日光を避けること、そして水分にさらしてしまったからと言って温風に当てることももちろんNGです。
オパールが乾燥し水分が抜けてしまうと、クラックが入ることは珍しくないので、その扱いには十分すぎるほどの配慮が必要になります。
エチオピアオパールの美しさ、その遊色効果のまばゆきは、不安定さの上にある光学的現象であることを頭に入れ、デイリーユースの際には十分すぎるほどのケアを心がけましょう。

まとめ

今回はオパールという宝石の美しさの秘密、種類の違いから、その取扱いに関する注意点についてまとめてみました。
宝石の中では慎重なケアが必要な部類になりますが、その独特の輝きを永遠に楽しむためにも、水分、乾燥には十分留意して、エチオピアオパールの遊色効果を楽しみましょう!
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