購入した時点ではピッタリのサイズだったのに……、いつの間にか指が窮屈に感じてきたという方、もしくはその逆にぶかぶかになってきたという方もいると思います。

今回は指輪のサイズ調整について、そしてサイズ変更する際に留意しおきたいポイントを解説していきたいと思うので、ぜひ参考にしてみてください。

【大きく】指輪のリサイズをする方法まとめ【小さく】

ここでは指輪を大きくする、そしてサイズを小さくする方法について解説していきたいと思います。

サイズを大きくする場合

まずリングのサイズを大きく変更する場合は、サイズダウンをするより難度が高い傾向にあります。
その方法を簡単に見ていきましょう。

① リングを叩いて大きくする
こちらの方法は芯棒と呼ばれるメタル製の金属棒にリングを差し込み、リングを叩いてサイズアップを図る方法です。どうしても溶接することができない素材などはこの芯棒を使う方法が適しています。

劇的なサイズアップには向いておらず、通常0.5から1号程度の軽微なサイズアップに利用される方法です。

決して難度の高い方法ではありませんが、叩きすぎるとリングの強度が損なわれたり、デザインが微妙に変化する恐れもあります。因みにこの叩いてリングサイズを大きくする方法は、通常宝石がセットされた婚約指輪等には適応できません。

② リングの一部をカットし地銀を追加
非常にメジャーな方法で、大幅なサイズアップも可能で、プラチナならプラチナ、ゴールドならゴールドの同素材、同純度の素材を用意し、一度リングの一部をカットしそこに金属を追加して溶接します。

この作業ではリングをカットした部分にロウ材を入れ、そこにバーナーの火でロウ付けをすることで、綺麗にサイズアップが可能です。ただしロウ付けした部分が若干黒いスジとして残る為、目を凝らしてみると溶接部分が確認できます。

なおこの方法はバーナーの手加減が分からないと宝石が割れたり、母体であるメタルを溶かす危険性も排除できない為、熟練した職人に依頼するべきでしょう。

③ 内側を削る
リングサイズアップが難しいデザイン、例えば全面に彫金が施してある、または全周に宝石がセットされているフルエタニティーリングなどに多用される方法です。

リングに厚みがないと内側を削ることがそもそもできませんが、デザインを崩すことなく1号程度のサイズアップが可能。ただし内側にあるメッセージや純度、メーカーを表わす刻印は消えてしまうので、いざ売却しようとした時に刻印がないがゆえに正規品として判断されないなどのデメリットも考えられます。

サイズダウンをする方法について

ここでは大きく感じるリングサイズを小さくする方法について考えていきましょう。

① リングの一部をカット
サイズダウンする分だけ地銀をカットし、その後はロウ付けをするだけで簡単にリングの大きさを調整可能です。サイズアップ時も同様ですが、しばし刻印部分を切り離してしまうおっちょこちょいな職人さんもいるので、その点はしっかり依頼をする前にどの分をカットするのかを話し合いましょう。

またレアメタルなどは通常の宝飾店や工房では対応できないことも多いので注意してくださいね。

② 内部に加工を入れる
この方法は小さくしたいリングの内部に地銀の板をパーツとして取り付けたり、突起状の金属または樹脂を張り付けることでサイズダウンを図ります。指輪自体に妙な厚みが出たり、違和感を感じる方もいますが、ロウ付けが難しい素材などの場合にはこの方法が用いられます。
Pt900 ダイヤモンド 0.2ct up Dカラー リング

自分で出来て安い!指輪のサイズ変更時にあると便利なツールはこちら

指輪を愛でる方は大変多いと思いますし、その分サイズが合わないと感じている方も多いはず。前述のように大きさを変更するには、専門の職人に依頼する必要がありますが、ここでは自宅でも出来るサイズ微調整(あくまで微調整)が可能な便利な道具をご紹介していきたいと思います。

リングストレッチャー

非常に便利なツールとして知られるリングサイズアップが可能なリングストレッチャーです。英語ではRing Enlarger, Ring Strecherなどと呼ばれ、ストレッチャーにリングを挿入し、ハンマーで上部を叩くことでその内径が少しづつ拡張していきます。

ただしこれは宝石がセットされていないシンプルなバンドリングにしか使えないこと、また元のリングが小さすぎてもNG、そして最大5号程度のサイズアップができますが、あくまで1、2号のサイズアップが推奨されます。

リングアジャスター

逆にリングのサイズを小さくしたい場合は、シリコン製のゴムを巻き付けることである程度のサイズダウンが可能です。リングの端からシリコンゴムをくるくると巻き付けるだけで、1、2号サイズを小さくできますが、手の平側から見ると若干不格好に感じるかもしれません。

しかし希少な宝石やサイズダウンが難しいデザイン、素材の場合は、重宝するアイテムと言えるでしょう。
Pt950 ダイヤモンド 0.1ct up リング

指輪を購入する前にリングケージでしっかり指のサイズを把握しよう!

指輪のサイズアップ、ダウンについて解説していきましたが、一番大切なのは自分の指のサイズをしっかりと把握することなんです。

リングゲージでリングサイズを複数回測る重要性

女性の場合、気候や季節などによって身体がむくみがち。特に女性特有の生理週間などにも指の大きさは影響されるので、漠然といつもこのサイズの指輪だからと、ポチッと購入ボタンを押してしまうのは厳禁。

夏場は特にむくみやすく、冬は指が細くなりがちなので、お目当てのリングを購入する前に今一度自分の指のサイズを測定してみましょう。そこで大切になることは、なるべく生理期間を避け、前日にお酒を飲み過ぎたり過度の寝不足になっていないこと。

計測するのも何となく一度指にリングゲージを当てるのではなく、午前、夕方、夜の異なる時間帯に1回づつ測り、慎重に自分自身にしっくりくるサイズを弾き出しましょう。

自分でリングゲージを持っていない方も多いと思いますが、オンライン購入でも無償で貸し出しをしているところも多いので、そのサービスを有効に活用すべきです。
リングゲージ

まとめ

素敵なリングにせっかく出会えたのに、リングサイズが合わなかった際に感じる絶望感は決して小さなものではありません。

勿論宝飾店でのサイズ直しをすれば早くて当日、長くて数週間程度でサイズ変更は可能ですが、まずは自分自身の指のサイズを適切に把握することが何よりも大切です。

今回ご紹介したリングゲージで時間を変えながら計測し、後悔のないリングサイズを選択していきましょう。
K10WG ダイヤモンド 0.13ct ピンキーリング