ホリデーだったらやはり旅行はしたいもの。でも最近どうもマンネリで、ということであれば、なにかテーマを設けて旅行するという手があります。近頃ではアートをめぐる旅というのが人気のようです。
アートといっても日本画から現代アートまで幅広いものですが、今熱い現代アートをめぐる旅にテーマを絞ってみましょう。
現代アートをめぐる旅というのは、かなりおしゃれなレジャーではないでしょうか。室内でアート作品を観るのもいいのですが、現代アート作品は環境を使った大きなものも多く、野外で観るとまた感動もひとしお。あなたの価値観をぐるりと変えてくれるような体験をするかもしれませんよ。

新潟、妻有地方をめぐる旅

現代アートに季節があるとすれば、夏かもしれません。国内各地で開催されている現代アートのイベントはほとんどが夏です。
それも、たいてい緑濃い地方で開催され、現代アートの作品は環境を取り込んだ大きなものが多いので、ものすごく開放感があり、旅をしている!と実感できます。
新潟で3年に一度開催される「大地の芸術祭 越後妻有トリエンナーレ」はオススメの現代アートのイベントです。
田んぼや森の広がる里山の風景の中に、ぽつぽつと現代アートの作品が展示され、それらを探しながらのイベントは宝探しのようです。それも世界中から作品が一同に集まるので、見応えも十分。といっても現代アートなので、ほとんどは作家が現地で制作し、風景とマッチした作品ばかりです。
もちろん室内展示もありますが、古民家一軒まるまる使ってのダイナミックな展示もあり度肝を抜かれます。
イベントが開催されていない時期でも、常設展示がかなりあるので、ふらりと行って楽しめます。雪深い冬にいっても、趣深いことでしょう。
また、世界的なアーティスト、ジェームス・タレルの「光の館」など、宿泊できるアート作品もありますので、予約してはいかがでしょうか。
空気のきれいな里山で現代アートを観ると、都会での自分の考え方がいかに小さいかがわかり、また今後の活力となってくれます。
アートというとこぢんまりと美術館にあるもの、というイメージがあるなら、妻有を訪れることで払拭されることでしょう。

瀬戸内の海をめぐる旅

次にオススメしたいのは小豆島、直島です。新潟の里山とはまたうって変わって、海を満喫できる旅になるでしょう。
直島では1990年代から、ベネッセが主体となり現代アートによる町作りを進めてきました。島のあちらこちらに大きな現代アート作品が野外展示され、リゾート感満載です。草間彌生さんのカボチャも海のそばにありますよ。
こちらでも「瀬戸内国際芸術祭」というアートイベントが3年に一度開催されており、瀬戸内の島々に世界中から集まった現代アート作品が展示されます。船を使って海を渡りながら現代アートをめぐるというのがロマンチックです。
瀬戸内でもアートイベントがない年にも、島のあちらこちらに常設展示があるので、あらかじめ観たい作品を調べておいて、めぐってみるといいでしょう。波の音を聞きながら、現代アートを満喫する。なんとも贅沢な旅になりそうです。
直島にはベネッセハウスという宿泊施設があり、ここはホテルの中にアート作品が展示され、一日中現代アートを堪能できます。

青森も頑張っています

実は青森県も現代アートがさかんな町なのです。
中でも十和田市現代美術館は、国内外で注目されている現代アート作家の作品が、贅沢なスペースを使って展示されていて人気をよんでいます。
現代アートの仕掛けのひとつに、参加型の作品がありますが、十和田市現代美術館にあるオノ・ヨーコの「念願の木」はまさにそんな作品。りんごの木に願いをこめた短冊を鑑賞者が結ぶことで作品が完成します。
ヨーコとジョン・レノンとの出会いも、ロンドンでのヨーコの個展で作品をジョンが観たことがきっかけだったそうですが、中でもジョンを感動させたのは鑑賞者がはしごを登り、天井にある小さな文字を拡大鏡で見るという作品。そこには「Yes」とだけ書かれていたそうです。
現代アートの旅で、あなたにもそんな感動的な体験が待っているかもしれませんよ。

家族でも楽しめる現代アートの旅

まだまだご紹介したい現代アートの旅があります。金沢21世紀美術館を訪れる旅もそのひとつ。参加型の作品もいくつもあるようなので、お子さんと一緒でも楽しめるでしょう。
お子さんのことを考慮しても、現代アートは明快かつ参加して楽しむ作品も多いので、旅の中心に据えてオススメといえるでしょう。
また、旅の楽しみのひとつに食事がありますが、ご紹介した町はたいていおいしい食事が用意されています。妻有地方には温泉もありますので、お湯の楽しみも味わえます。ふらりといってもそれなりに楽しめるのが、アートをめぐる旅の良さでしょう。なにより空気のいい場所でアートをみていると、脳が刺激されて、いいアイデアが浮かんできそうです。
リフレッシュ、という言葉がぴったりな旅をぜひ体験してください。
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