テディベアとは言わずと知れた「くまのぬいぐるみ」。世界中の人気者といっても過言ではありません。実物のくまとは全く様子の違った、なんとも愛らしい雰囲気。一体一体それぞれ相異なったそのかわいらしさは、子どもはもちろんのことたくさんの大人を魅了しています。男女問わずコレクターが多いことでも有名で、中にはお手製のお洋服を着せたりして楽しんでいる人も。まさに「愛着」という言葉がぴったりですね。今回はかわいらしさ溢れるテディベアの秘密を探ってみたいと思います。

ほかにはない!テディベアのかわいらしさ

毛なみ、そして瞳が印象的なテディベア。ふわふわ、モコモコとした手触りは多くの人の心を癒し優しい気持ちにしてくれます。本物志向のテディベアだとアルパカやモヘアなどの天然素材で作られているものもありますが、特に素材が何というルールはありません。手触り肌ざわりのよさがポイントです。そしてちょこんとついたつぶらな瞳。同じメーカーが作ったテディベアでもなんだか少しずつお顔が違うように感じるのは、瞳の位置が微妙に違うからでしょう。
ぬいぐるみであるテディベアに何か表情のようなものを感じる人は多いかと思います。シンプルな表情はその時その時の自分の心情とマッチするような深みがあります。嬉しい時は喜んでいるように、悲しい時は寂しそうな表情に感じる懐の深さがあります。

テディベアの歴史

テディベアが生まれたとされる逸話は諸説あるようですが、そう古くからあるものではないという説が一般的です。歴史を感じさせる古いテディベアの中には味わい深い中世ヨーロッパのような雰囲気がありますが、1900年代初頭のアメリカ、もしくはドイツあたりから広まったとされているようです。ドイツ発祥としているシュタイフ社製のものは必ず左耳にタグをつけているといった特徴があります。いずれにせよ、そのかわいらしさと必要性で1世紀と経たないうちに世界中の人々の心をつかんだのでしょう。

テディベアが出てくるストーリー

くまのぬいぐるみが出てくるストーリーはとても多く、有名なものがたくさんあります。「くまのプーさん」もテディベアのひとつです。ディズニーのキャラクターである姿が今や一派的かもしれませんが、もともとは「Winnie-the-Pooh」という物語の中に出てくる男の子が大切にしているくまのぬいぐるみのストーリーなのです。
同じくディズニーでは、ミッキーマウスが持っているテディベア「ダッフィー」も有名です。最近登場したキャラクターですが、あっという間にディズニーランドの人気者になりました。

テディベアが贈り物として大人気の理由

テディベアはどちらかというと自分で購入するよりプレゼントとして贈られるほうが多いのではないでしょうか。そしてそのときのシチュエーションと共に心に残り、大切にされているテディベアはたくさんいることと思います。テディベアが嫌いという女性は少なく、そのあどけない表情が贈り物の意味に色々な気持ちをプラスしてくれます。
それではテディベアがプレゼントとして贈られるタイミングはどういった時があるのでしょうか。やはり一番多いのは子ども時代の誕生日です。それもまだ子ども自身に希望の品がないような赤ちゃんから幼児初期。小さな子どもが一人で寝るときに寂しくないようにと一緒にベッドに入ることも多く、精神安定の役割を担ってくれることも。テディベアはあどけないながらもすごいパワーの助っ人になりうるのです。同じような理由で出産祝いとしてもよく選ばれています。そして近年よく聞くのが、結婚式に新郎新婦が自分たちの両親に、自分が生まれたときの体重のテディベアをプレゼントするというサプライズ。テディベアは人生の節目に登場する贈り物なのです。
でも今回おすすめしたいのは、上記のものとは少し違ったやや小ぶりのテディベアをアクセサリーやお花などのプレゼントとともにさりげなく添えるという方法です。お花やアクセサリーを贈るという意味合いをちょっとナチュラルに変化させてくれるスパイスとなります。またいずれ消えてしまうお花や、普段使いとして常に身を着けることが難しいようなジュエリーに対して、傍らに置いておきやすい贈り物となることでしょう。

ジュエリーにテディベアを添える意味

テディベアGift

テディベアがほっこりとした雰囲気を醸し出しながらジュエリーを抱えている…そんな贈り物はいかがでしょうか。ジュエリーを贈るというのは特別感があるので、ひょっとしたら緊張感あふれるようなシーンになることもあるかもしれません。けれどもこのように愛らしいプチギフトと組み合わさることで、雰囲気を変えて演出することも可能です。

まとめ

いかがでしたか。テディベアには、人の心をふっと優しく和ませてくれる魔法がかかっているように感じます。多くの人に愛されているテディベアだからこそアクセサリーを贈るという緊張感もきっと和らげてくれるのではないでしょうか。プチギフトとしてテディベアを添える…。プレゼントを贈るシチュエーションによって、小さな助っ人のパワーを借りてみてはいかがでしょうか。

本稿は無断転載禁止です。ヴィサージュジャパン 株式会社