昨今大人気の宝石があります。その名もアウイナイト、聞いたことがあるという方はあまり多くないと思いますが、この宝石大変な人気を誇るレア石なんです。

今回はそんなアウイナイトとはなんぞや?というイロハから、その魅力、アウイナイトジュエリーを身に着ける上での注意点までをご紹介していきたいと思います。

宝石マニア眉唾の色石アウイナイトってこんな鉱物!

SNSで大きな盛り上がりを見せ、一度入荷の知らせが到着すると、ドっと沸いて盛り上がる宝石があります。言わずもがな、それこそがアウイナイト!
ここではそんなアウイナイトの特徴から、愛されるその理由を徹底解説していきたいと思うので、大流行の兆しを見せるアウイナイトの美しさに酔っていただければ幸いです。

アウイナイトの特徴と魅力

鉱物種はアウイン、なんだかとってもクールなネーミング。巷で話題のアウイナイトはいったいどんな宝石なのでしょうか?

実はこの宝石、とっても、とってもレアで貴重な宝石なんです。ドイツのアイウェル鉱山から産出される宝石で、採掘される原石はとてもミニマムな極小カラットの物ばかり。正直レア度から考えれば、ダイヤモンドにアレキサンドライト、タンザナイト以上に貴重な、それこそ商業利用できるほどの産出量を誇らない宝石です。

しかし小粒のルースでもハッと驚くスカイブルー、わかりやすく例えるならニベ〇の青缶ブルーでしょうか。勿論色合いが濃ければ濃いほど、その価値は比例して上昇します。

このアウイナイト、実はラピスラズリの主成分であることも知られていますが、ラピスラズリのような不透明な藍色ではなく、インクルージョンは多いものの非常に透明度のあるブルーを見せてくれます。

現在ルースまたはジュエリーに加工されて流通しているものは、そのほとんどが0.1カラット以下のものが大半ですが、昨今の青石人気により注目が集まるレア宝石の一つです。

アウイナイトは何月の誕生石?という疑問もよく聞かれますが、アウイナイトは7月16日の誕生日石となっています。ちなみに石言葉は「高貴」ということで、ニュアンスは違いますがロイヤルブルーということですね。

宝石好きの琴線に触れるその理由とは?

アウイナイト、英語で書くと「Hauynite」。正しく発音するには、イを小さく、アウィナイトと発音するのがGOOD!さてそんな豆知識はさておき、この宝石、鉱物マニアが喉から手が出るくらい欲しがる眉唾物の宝石なんです。

なぜそんなに宝石ラバーの心をくすぐるのかというと、やはりそのレア度。もう既に枯渇し始めているのではと噂される位の宝石であること、そしてその鮮やかな瑠璃色の美しさが彼らの物欲の導火線に火をつけるのでしょう。

この宝石を見ていると、正倉院に所蔵されている「瑠璃の坏」の青を思い出します。きっと皆さんも日本史の授業で見たことがある、あのササン朝ペルシアのお宝ですね。

そんな国宝級の青と形容しても決してバチが当たらない群青ブルーを見れば、サファイアともパライバトルマリンとも異なる魅力に浸れるはず。

またアウイナイトはその色相によって、オレンジ~ピンクの蛍光性を示す点も鉱物マニアが欲しがる理由と考えられます。
Pt900 アウイナイト ピアス

アウイナイトジュエリーに関する注意点まとめ

アウイナイトのジュエリーはあまり見かけませんが、実はとってもデリケートな石なんです。ここでは地銀にセッティングされたアウイナイトを愛でるために、留意しておきたい注意点について考察していきましょう。

モース硬度が低いので衝撃には注意を払おう

アウイナイトはその流通量が限られているため、非常に高価な値段で取引されます。決して経済的とは言えない価格も気になるところですが、もっと致命的なのがその硬さ!

宝石の硬さを示すモース硬度は5~6程度で、非常に割れやすいのが欠点です。つまりジュエリーとしてセッティングされたアウイナイトは、ちょっとした衝撃で割れることも少なくありません。

ダイヤモンドやコランダム(ルビーやサファイア)はモース硬度が高いために、日常使いに適しており、いわゆる付けっぱなしで生活しても大きなトラブルになることはありません。しかしアウイナイトの場合は、赤ちゃんを触るように優しく繊細に扱う必要があるのでその点には十分注意してくださいね。

その脆さがゆえジュエリー加工が難しい

カラットよりも存在感!今流行りのブルー系の宝石で、女を磨きたい、そんな方にこそアウイナイトをオススメいたします。1カラット越えのものは、100万の大台に乗ることも少なくないですが、小粒のカラットでも十分そのコバルトブルーを楽しめるはず。

ただ残念なことに、前述の通り非常に脆い硬度の宝石なので、セッティングが非常に難しい点は否めません。ルースをセットする段階で割れてしまうことも多く、石留め職人泣かせの宝石としても知られています。

つまりアウイナイトの脆弱性をカバーできるようなデザインで加工する必要があり、あまり複雑なジュエリーデザインは望めません。そのためシンプルなデザインのものが多くなりますが、シンプルだからこそ映えるネオンブルーの美しさは、他の青石では表現できない深みを感じさせてくれることでしょう。

まとめ

紺碧、いいや群青とでも形容すればいいのでしょうか?とにかくその引き込まれそうになる濃いブルーは、まさに女性の美しさを引き立てるアクセント。

そのレアさ、加工の難しさゆえに、ジュエリーとしてセッティングされたものは決して多くはありません。だからこそ、ジュエリーを愛する貴女に着けてもらいたい、そして夏に向けて絶対オススメできる宝石、それがアウイナイトなんです。