“イタリアンジュエリーフェアー”などの催事が百貨店で行われることも増えていて、「イタリアンジュエリーって何?」とお思いの方もいらっしゃるのではないでしょうか?
この記事では、話題のイタリアンジュエリーについて、どんな特徴があり、どんな方に人気なのかについてご紹介していきたいと思います。

イタリアンジュエリーの歴史

イタリアンジュエリーの起源は、なんと紀元前7~5世紀。
イタリア北部に住むエトルリア人たちによるもので、イタリア最古の金細工技術は、その後もローマ・ルネサンスと引き継がれ、現代に続いています。
幾つかイタリアで主流の生産地がありますが、中でも有名なのが次の4都市です。
・ヴィチェンツァ(ヴェネト州)
・ヴァレンツァ(ピエモンテ州)
・アレッツォ(トスカーナ州)
・トーレ・デル・グレコ(カンパーニャ州)

生産地や生産者によっても少しずつジュエリーの特徴が違ってきます。
イタリアンジュエリーをご購入の際には、「どこの地方で作られたものですか?」と聞いてみると一層商品選びを楽しめるでしょう。

イタリアンジュエリーのココが凄い!他にはない魅力

ここからは、イタリアンジュエリーならではの特徴・魅力についてご紹介します。

中が空洞?!ゴージャスなのに軽い!

繊細なものも多い日本のジュエリーに比べ、イタリアンジュエリーはとにかく大胆・ゴージャス・繊細さを併せ持ちます。
ネックレスやイヤリングを見ても、ボリュームの大きさに驚かれるかもしれません。
ですが、持ってみてびっくり!
驚くほどに軽いのです。
その秘密は、中空構造といった中を空洞にした技術で作られた品が多いことにあります。
付けているのを忘れるくらいの軽さは、魅力的です。

価格マジック!お手頃に思えてしまう価格

先にご紹介した中空構造により、地金の量を抑えることができるため、見た目の割にお値打ちに見える商品も多いです。

華やかな他にはないデザイン性の高さ

大胆さを繊細な華やかさを備えた、ここだけのデザインが豊富です。
たとえば、フィレンツェ彫りという日本の和彫やハワイアンジュエリーの彫とも違う、非常に軽やかかつ華やかな透かし彫りの技術はイタリア職人であってこそできるもの。
チェーンのバリエーションも、鏡面加工を施した大小の長丸リングの組みあわせが煌びやかなものや、透かしモチーフと1つ1つ表面加工の違うチェーン部品を繋いだものなど、見た事のないようなバリエーションがとにかく豊富!
また、イタリアンジュエリーの特徴として、アメジスト・シトリン・アクアマリン・クォーツなどのカラーストーンを大胆にあしらい、1つ1つのカラーストーンに合わせた枠・形で1点物に近いネックレスやブレスレットも豊富にあります。
色石を使うものは煌びやかさを求めるよりも、カボションカットや少々の面カットに留めて素材そのものの質や形を生かしたものが多い印象です。
天然石の贅沢な存在感と、独特の上品・軽やかで華やぎが楽しめるジュエリーは、「あれもこれも」とコレクションしたくなるものばかりですよ。

宝石商だけが知る:イタリアンジュエリーが作られるまでの裏話

イタリアンジュエリーを輸入してきた宝石商だけが知っている!イタリアンジュエリーが日本に輸入されるまでの裏話を少しご紹介して行きます。
あくまで1例なので、イタリアのジュエリー会社によっては流れが変わる可能性もあります。
「こんな風に日本に渡ってきているのか」と、イタリアンジュエリー購入の際にその背景に思いを馳せると、楽しみがまた1つ増えるかもしれませんね。

【価格が大きく左右される】希望のタイミングに合わせて金を購入してもらうところからスタート

「イタリアンジュエリーの価格ってどう決まるの?」
その第一歩となるのが、金の買い付けです。
世界の主な金市場はニューヨーク、ロンドン、チューリッヒ、香港など。
ロンドン貴金属市場協会(LBMA)にて1日2回行われるフィキシング(値決め)で指標価格が決定されて、金の市場価値が決定されます。
この金のレートは毎日変わるものですので、どのタイミングで抑えるかが価格に影響してくるのです。
イタリアの製作会社にタイミングを伝え、そのタイミングで金の買い付けを行ってもらい、そのままジュエリー生産に入ると言う流れになります。

金その他の材料費+製造料金(〇%)で原価が決まるという良心的なシステム

金・金購入の際の手数料・材料費、そして製品によって変わる製造料金(価格の%で計算)により、ジュエリーに価格が付けられます。
出来合いのものではなく、金の受注~1つ1つ手作りで作られるもののため、このような計算方法で価格が決まってくるのです。

出来上がるまでに最短で約半年!時間をかけて丁寧に作られる1つ1つの商品達

発注からジュエリーができるまでに最短でおよそ半年。
担当者とのやり取りでは少しアバウトなところもあり不安もありましたが、どれも職人技で丁寧に作られており、厳しい検品の結果、仕入れた商品はどれも完璧!
イタリアの職人魂…流石です。
通常の海外製のジュエリーの仕入れでは、不良品や発注内容と違う商品(宝石が違うなんてことも!)がでてくるものも多いなか、ほとんど不良品がでないという優秀ぶりです。

大量発注がむずかしいため、外商・お得意様だけのクローズドで紹介される商品も多い

イタリアンジュエリーは大量発注がむずかしく、その分良い商品は一層市場に出回りにくいです。
実際に、外商やお得意様に向けてクローズドで紹介されていき、あっという間に在庫がなくなる商品も多数あります。
心惹かれるイタリアンジュエリーに出会えたら、それだけでとっても幸運かもしれません!

まとめ

今回は軽やかでゴージャス繊細なイタリアンジュエリーについてご紹介してきました。
普段のファッションからオフィシャルなシーンにまで馴染むようなデザインは何とも素敵です。
お気に入りのイタリアンジュエリーを身に着けて、もっとファッションやライフスタイルを楽しむきっかけにしてもらえたら幸いです。