ブラックの宝石は多々ありますが、その中でも特に有名なのはブラックオニキスです。艶やかでハッキリとした色味をしており、様々な形に加工することが可能です。ブラックの宝石の代表と言ってもいいでしょう。レトロモダンなブラックを感じる5つのオニキスジュエリーをみていきましょう。

K18YGオニキスピアス

まずは一番シンプルなピアスからご紹介いたします。ボタンの様に丸いフォルムにカットされたオニキスは艶やかでなめらか。10mmと大きめのサイズでも決して嫌な派手さがなく、むしろ落ち着いた大人の女性を演出します。
カボションカットのオニキスの魅力を最大限に活かすため、爪を使わず芯を立てて裏側だけで留めています。そのため地金部分が見えず、無駄を削ぎ落としたモダンなデザインとなっています。
より美しく身に着けるなら、ピアスを着けてからやわらかい布で耳のピアスを拭いてあげましょう。宝石は触るとどうしても指紋がつき、それが宝石を濁らせてしまいます。その指紋を取るだけで元の素晴らしい光沢に戻りますよ。
K18YG オニキス ピアス

K18YGオニキスピアス

レトロな気品を感じさせるバケットカットとイエローゴールドのピアス。ブラックとゴールドの組み合わせはアンティークジュエリーにも多く、バケットカットのオニキスはどことなく懐かしさを感じます。
このピアスはフックタイプとなっていますが、フックの長さを短くしてオニキスが耳たぶに寄り添う長さに調整しています。通常、バケットカットをフックタイプのピアスにすると縦のラインが強調され華奢な印象になります。しかし短いフックタイプだと間延び感がありません。オニキスの重厚な黒をより感じていただけると思います。
K18YG オニキス ピアス

K10YGトライアングル オニキスネックレス

オニキスは様々な形にカットしやすく、またそれが魅力の宝石です。通常の宝石を使ったジュエリーは個々の宝石の形に合わせてジュエリーのデザインをおこします。ですがオニキスは先にジュエリーのデザインを決めてから、それに合わせてデザインが活きるようカットされることが多々あります。そのためオニキスを使ったジュエリーは他の宝石にはない独創的なデザインを作ることが可能です。このトライアングルもオニキスだからこそ出来るデザインと言えるでしょう。
細めのアズキチェーンはペンダントトップを引き立たせる太さになっていて、アジャスターがついています。洋服に合わせて40cmと37cmを選ぶことができ、トップをベストポジションで着けることが出来ます。
K10YG トライアングル オニキスネックレス

K14WGオニキスピアス

このオニキスとホワイトゴールドのピアスは、クールな印象にしたい時にピッタリのアイテムです。スクエアカットを重ね合わせたようなホワイトゴールドは少し前面に反る形になっており立体的な印象に。テクスチャー(表面処理)がそれぞれ違っており、メリハリのあるデザインとなっています。その下には同じスクエアカットを施されたオニキスが揺れるようにセッティングされています。ポストタイプのピアスは耳にピッタリと寄り添うようになっているのでとてもインパクトがありますが、揺れるオニキスはその強いインパクトに動きをつけてくれるのです。モノクロの色合いはシンプルですが、質感の違いによって非常に表情豊かなピアスに仕上がりました。
K14WG オニキス ピアス

K18オニキスピアス

マーキスカットを施されたオニキスを鎖のように繋げたレトロモダンなピアス。マーキスカットは宝石のカットの中でもエレガントな印象になるカットです。さらに身に着けると縦のラインが強調されスッキリとした印象となります。
イエローゴールドの縁取りはアンティークの技法でよく使われるミル打ち風で、オニキスに華やかさをプラスします。レトロ感もありますが、メレダイヤモンドなどの宝石を使わず地金だけで仕上げることでモダンさも演出。いろんなお洋服に合わせやすいデザインとなっています。ゴールドとオニキスの相性の良さがわかるピアスです。
K18YG オニキス ピアス

結びに

今回はレトロモダンが魅力のオニキスジュエリーをご紹介させていただきました。ピアスもネックレスもオニキスの魅力がたくさん詰まったデザインとなっています。オニキス最大の魅力はその質感。ブラックオニキスの色はハッキリとしたブラックですが、とても肌に馴染みます。これはオニキス特有の優しい質感が肌に反発することなくナチュラルに馴染んでくれているように見えるのです。魅力的なオニキスジュエリーはあなたのファッションをワンランクアップさせてくれる力があります。

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