人生の中で、いつもより注意したい年だといわれる「厄年」。「厄年なんて気にしない」という人もいますが、古くからの言い伝えとして、厄年の過ごし方には気を遣うという人も多いです。
では、厄年のときはどのようなことに気を付けて過ごしたらよいのでしょうか。
今回は、厄年の過ごし方や心構えについて、また厄年を迎える女性におすすめのプレゼントなどをご紹介いたします。
自分自身が厄年に当たる人や、彼女や奥さんが厄年を迎える人はぜひ参考にしてください。
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厄年ってどんな年?
「厄年」とは、その名前の通り「病気など災厄に遭いやすい年」、「災難を受けることが多い年」のことです。「源氏物語」にも厄年についての記述があることから、平安時代のころより始まった風習ではないかと云われています。
今と昔では平均寿命も生活習慣も異なりますが、いつの時代も厄年にあたる年齢は心身ともにバランスを崩しやすい時期と考えられ、体調不良につながる恐れがあると考えられてきました。
そこで、さまざまな厄を払い、平穏無事で過ごすことができるよう祈願することで「厄年の厄除け」として広まったと考えられています。
厄年には、本厄にあたる年齢の前年を「前厄」、後年は「後厄」とされており、女性の場合、次のような年齢の人たちが厄年にあたるとされています。
女性の厄年について
前厄 | 本厄 | 後厄 |
18歳 | 19歳 | 20歳 |
32歳 | 33歳(大厄) | 34歳 |
36歳 | 37歳 | 38歳 |
60歳 | 61歳 | 厄晴れ |
また、厄年は「数え年」で考えられるのも特徴です。今と違い、昔はお母さんのおなかに宿った時を0歳として考え、生まれた日を1歳と数えていました。現代では生まれた年は0歳、はじめての誕生日を迎えたときに満1歳と数えることが主流となっていますので、「数え年」の場合、今の年齢にプラス1歳すると覚えておくとよいでしょう。
厄年の女性はどんな過ごし方をすればいい?
厄年というと悪いことが起こるのでは……と不安になってしまいますが、この時期を健やかに乗り越えることで、その後の人生も楽しく過ごすことができるといわれています。そのためにも、厄年のときは過ごし方に気を付けることが大切になるのです。
厄年の年は、次のようなことを意識すると日々の厄を落とすことができるといわれているので、覚えておくとよいでしょう。
掃除をする
厄年のときは、ふだんよりも念入りに掃除をすることをおすすめします。掃除をして空気が浄化されると厄落としになりますし、いつも気分よく過ごすことができるようになります。
とくに、トイレやお風呂は自分の老廃物を流すとともに「厄」を落としてくれるといわれています。そのため、汚れた状態のままにせず、綺麗に掃除した状態を保つよう心掛けておきましょう。
規則正しい生活をする
厄年のときは、とくに生活リズムを整えることが大切です。生活習慣や食習慣の乱れは、体調不良につながるきっかけになります。とくに女性の大厄といわれる33歳の年は、自分のことだけでなく、仕事のことや家庭のことで多忙になりやすくなる年齢でもあるので、普段以上に規則正しい生活を送ることを肝に銘じておきましょう。
厄除けの縁起物を身に着ける
厄年には、災いを避けるように守護してくれる厄除けのアイテムを身に着けるとよいといわれています。厄除けのアイテムとしては、「長いもの」、「七色に輝くもの」、「うろこ模様のもの」が有名です。
「長いもの」はその人の長寿を願ったもの、「七色」は仏教の教えや七福神にまつわる数字として、「うろこ模様」は蛇や龍が神様の化身と考えられていたからだといわれています。
厄年に避けたほうがよいことは?
昔から「厄年の時期は慎ましく過ごすのがよい」と考えられてきたため、あまり環境を変えないほうがよいという説があり、引っ越しや転職、結婚、新築などは避けたほうがよいと云われてきました。確かに、大きな環境の変化が起こると、心身ともにストレスを感じやすく、体調不良につながる可能性があります。ただ、地域によっては大きな変化を起こすことで「厄落としになる」と考えられているところもあるようです。
どちらにしても、ストレスが溜まるようなことや無理をしないことは大切になります。
また、厄年だからと言って必要以上にマイナスな考えを持つことはやめましょう。「厄年だから失敗するかもしれない」とネガティブになってしまうと、逆にその未来を引き寄せてしまう可能性もあります。
人生で迎える厄年を「悪いもの」と考えすぎるのではなく、厄年だからこそ、普段より体をいたわることや、リラックスして優しい気持ちで過ごすように気を付けましょう。そうすることで、厄年を穏やかな気持ちで乗り越えることができますよ。
厄年の女性におすすめのプレゼント
女性が厄年を迎えるときは、厄除けのお守りとなるような素敵なプレゼントを贈りたいですよね。とはいえ、昔ながらの厄除けアイテムを贈るのもなんだか雰囲気が違う気がします。
そんなときは、厄除けアイテムとして「長いもの」にあたるネックレスをプレゼントみてはいかがでしょうか。
こちらのネックレスは、ヨーロッパで幸運を呼び寄せるアイテムとして知られるホースシュー(馬蹄)モチーフと、日本神話に出てくる「神様と人を結ぶ」といわれる葵モチーフがついています。
年齢問わず愛用できるデザインになっていますので、厄年を迎える女性へのプレゼントとしていかがでしょうか。
また、災厄から守ってくれるといわれる七色のアイテムとして、七色の宝石が入ったアミュレットネックレスもおすすめです。アミュレットは「お守り」や「魔除け」という意味を持っていることから、厄年のお守りとしてもピッタリです。七色に輝く宝石が、身に着ける人を災厄から守ってくれるようにサポートしてくれるでしょう。
・アミュレットネックレス
まとめ
今回は、女性の厄年について、また厄年におすすめの厄除けのプレゼントについてご紹介しました。厄年だからといって気にしすぎる必要はないのですが、普段より少しだけ気を付けて過ごすようにすることで、災難を逃れられることもあります。ご紹介した厄年の過ごし方を実践しつつ、前向きな気持ちで過ごすように心後開けましょう。
また、大切な彼女や奥さんが厄年を迎えるという人は、厄除けのプレゼントとしてお守り代わりにネックレスをプレゼントするのもおすすめです。厄年が健やかな年になるようにと願いを込めてプレゼントを選んでくださいね。