いつも周りの人のことが気になる、人の感情にとても敏感、人混みがとても苦手……このような感覚が強い「繊細さん」(HSP)と呼ばれる人たちは、この現代社会で生きづらさや多くのストレスを抱えています。
大切な彼女や奥さんが「繊細さん」だとしたら、少しでも彼女の心が軽くなるようサポートをしてあげたいですよね。
そこで今回は、「繊細さん」の気持ちについて、また「繊細さん」の彼女や奥さんの心を軽くすることができるおすすめの方法などご紹介します。
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「繊細さん」(HSP )とは?
「繊細さん」とは、アメリカの心理学者のアーロン博士が提唱したHSP(ハイリー・センシティブ・パーソン)という心理学的定義に当てはまる人たちのこと。「繊細さん」は、生まれつき視覚や聴覚が敏感で感受性が高く、とても繊細な心を持っています。人よりも物事に過敏に反応する性質を持っており、他の人からは「そんなことが気になるの?」と思えるようなことでも、「繊細さん」たちにとっては強すぎる刺激として感じられることも多いのです。
このような「繊細さん」は別に珍しい症状ではなく、現代社会では「5人に1人が繊細さん」ともいわれており、多くの人がこの感覚に悩んでいます。
そんな「繊細さん」たちには、次のような特徴があります。
・物事を深く考えすぎる
・他の人が気にならないレベルの音や匂いに反応する
・人との境界線が曖昧なために、人の気持ちに大きく左右される
・人や環境に対する刺激が人よりも強く感じられるため、人よりストレスを感じやすく、とても疲れやすい
「繊細さん」は、対人面での悩みを抱えていることが多いです。人と会えば気を遣いすぎて疲れきってしまうことや、人の気持ちを読み取りすぎて相手に合わせて行動してしまい自分が思うように動けなくなるなど、日常生活においてさまざまな弊害が出てしまうのです。
自分のことよりも、常に周りが気になっているので、一緒にいる人の機嫌が悪くなると「自分のせいで機嫌を悪くしたのでは?」と気になりすぎてしまい、自己嫌悪に陥ってしまうこともあるでしょう。
そんな様子は周りの人たちから理解されにくいため、一人で勝手にあわてて、一人で勝手に落ち込んでいるように見えることもあります。でも、実は周りの人たちや状況を気にしすぎて「あの人のためにもっと自分が何かできたのではないか」と悩んでいるのです。
「繊細さん」は、人の気持ちや場の雰囲気を察するセンサーが人よりも少し強いので、大勢の人がいる場所では人のエネルギーを感じすぎてしまい、「人酔い」して気分が悪くなってしまうこともあります。これは、自分と他人との境界線が曖昧なため、他人の感情やエネルギーが自分の心の中に流入してしまうことが原因で不快になっているのです。
スピリチュアルな見解からみた「繊細さん」はどんな人?
スピリチュアルな見解から見ると、「繊細さん」はとても優しく、純粋さを持ち合わせている人。その優しさゆえに、人の気持ちも自分のことのように思ってしまう傾向があるのです。
「繊細さん」は、スピリチュアルの世界でいわれる「エンパス」と呼ばれる人たちと似通っている部分が多々あり、その特徴は「才能」であると考えられています。
「エンパス」と「繊細さん」について
「エンパス」の人たちは、「繊細さん」と同じように強い感覚と繊細な心を持っています。人の気持ちを自分の気持ちのように感じることができることや、その場所の雰囲気、温度や湿度などに自分のコンディションが影響されるなどの特徴があり、似た部分が多いです。
「エンパス」の人たちは、心理学的要素のほかに、前世などのルーツやスピリチュアルな要素が関係しており、「目的をもってエンパスの才能を選び生まれてきた」といわれています。「エンパス」の人だからこそできる、その場のバランスを取ることや調和、調整を使命として持っていることが多いのです。
ただ、自身を「エンパス」として自覚するまでは、その目的を果たすことが出きず、この世で生きづらさを抱えていることが多いでしょう。しかし、自覚した後はその特徴を生かすことができるため、相手の心情が読み取れることや、共感力の高さを上手く生かしながら、リーディングやヒーリング、カウンセリングなどヒーラー気質を生かしている人も多いです。
感性や共感力が優れているからこそ周りの人や物事を拾ってしまうという特徴は、「エンパス」の人も「繊細さん」も同じです。心が優しく、人の痛みがわかるからこそ、困っている人にすぐ気づくことができますし、周りに配慮ができるという気質も似ているでしょう。
ただ、どちらの人たちも、自覚しなければ日々生きづらさを感じますし、この世界で生きることに嫌気がさしてしまうこともあるかもしれません。
そんな時は、「エンパス」や「繊細さん」の症状を欠点として捉えるのではなく、自分の個性として捉えてみましょう。例えば、繊細で敏感な体質だからこそ、危機管理能力が高まってミスを事前に予防することもできますし、リスク管理もできるというメリットもあるのです。
まずは、自分自身の性質をしっかり理解していくと、欠点と思っていた特性も、長所として捉えることができるようになります。
「繊細さん」な彼女や奥さんとの関わり方について
もし大切な彼女や奥さんが人一倍傷つきやすく、いつもなんだか居心地の悪さや疲れを感じているようだとしたら、彼女は「繊細さん」(HSP)かもしれません。
そんな時は、彼女にまず何に困っているのかを尋ねてあげてください。「繊細さん」は、自分の気持ちよりも周りを優先して生きているので、自分の気持ちの置き所がなくなっていることが多いのですが、誰よりも自分の気持ちを聞いてもらいたいと切望しています。
人は自分の気持ちを聞いてもらえるだけで心が半分軽くなるものです。彼女の本当の気持ちに耳を傾けてみましょう。
「繊細さん」たちは、もしかしたら困りごとが多すぎて、自分が何で困っているかもわからなくなっている場合もあります。そんな時は、絡まった紐を少しずつほどくように、一つずつ苦しい思いを解いていく感じで彼女の気持ちを聞いてみましょう。
繊細さんの心が軽くなるようなプレゼントもおすすめ
感覚が鋭い「繊細さん」には、エメラルドのネックレスをプレゼントするのもおすすめです。心をリラックスさせて感情を落ち着かせてくれる効果が期待できるエメラルドは、ヒーリング効果が高い宝石としても知られており、心身ともに緊張している「繊細さん」の心を優しく解きほぐしてくれるでしょう。
また、エメラルドは愛の石としても知られているため、大切な彼女や奥さんへのプレゼントにもおすすめです。
・エメラルド&ダイヤモンドネックレス
まとめ
物事に敏感で感受性が高い「繊細さん」(HSP)と呼ばれる人たちは、生まれながらに生きづらさを抱えていることが多いです。自分の大切な彼女や奥さんが、繊細さんの症状で悩んでいるのだとしたら、まずは彼女の話を聞いてあげてください。「自分の話を聞いてくれる人がいる」ということが伝わるだけでも、彼女の心は軽くなります。
一つずつ彼女の心のモヤモヤが晴れて、生きづらさが緩和されていくように、優しく寄り添ってあげてくださいね。