目の悩みの持つ人が全国から訪れるという「柳谷観音 楊谷寺(やなぎやかんのん ようこくじ)」は、京都長岡京市にある歴史あるお寺です。
延鎮(えんちん)僧都の夢のお告げによって見つけられたという観音様。その観音様は、眼病にご利益があるという十一面千手千眼観世音菩薩様でした。
歴史深い柳谷観音 楊谷寺は、美しいあじさいや花手水が楽しめることでも有名になっており、たびたびメディアでも取り上げられています。
今回はそんな柳谷観音 楊谷寺についてご紹介していきます。

柳谷観音 楊谷寺とは

柳谷観音 楊谷寺は、京都の市街地からは少し離れた長岡の静かな山中にあるお寺です。1200年の歴史があり、人々からは「やなぎださん」と呼ばれ、多くの人たちからの信仰を集めています。
そんな楊谷寺は、806年、清水寺の開祖でもある延鎮僧都によって開創されました。「観音様のお姿を拝みたい」と願っていた延鎮僧都が「西山で観音様に会える」という夢のお告げにて清水寺から西山方面へ入ったところ、生身の観音様に出会ったことで開創となりました。
こちらの十一面千手千眼観世音菩薩様は毎月17日にご開帳となるため、そのお姿を見ることができます。

霊水「独鈷水(おこうずい)」

柳谷観音 楊谷寺の境内からは、伝説の霊水「独鈷水(おこうずい)」が湧き出ています。この独鈷水には、平安時代、弘法大師の空海が楊谷寺に参拝していたところ、親猿が子猿の目を洗って治療をしている姿を目にしたそう。そこで空海が「人にも良い効果があるのでは」と17日間の祈祷を捧げて霊水に仕立てたという逸話が残っています。以来、非常にご利益がある霊水として、眼病に多くの人たちから信仰を集めてきました。

歴史上の自分たちから信仰されていた楊谷寺ですが、かの豊臣秀吉の側室である淀殿も厚い信仰を持ち、毎朝の洗顔にこの独鈷水を使っていたそうです。また、江戸時代には霊元天皇も眼病の治癒のためにこの独鈷水を使われたことなどから、明治天皇の時代まで天皇家にも献上されてきました。

そして柳谷観音 楊谷寺のご利益はどんどん広まり、今では京都だけでなく全国各地から眼病治癒の祈願に訪れるようになったのです。
また、「眼(がん)」という言葉にあやかり「癌予防」の人たちも参拝に訪れるとか。
ご利益のご報告を見ると「失明から回復した」「諦めていた眼の病気が治った」など多くの報告が挙げられており、パワースポットとしても知られるようになりました。

楊谷寺にお参りに行った際は、「独鈷水」をお供えして持ち帰らせていただきましょう。お水はそのまま目を洗ったり飲んだりすることもできますし、沸かして飲むのもおすすめです。

柳谷観音 楊谷寺の花手水

参拝前には、手水舎や手水鉢にて手を清めてお参りをさせていただきますよね。柳谷観音 楊谷寺では、手水舎に季節の草花を浮かべ、季節毎に異なる「花手水」を楽しむことができるスポットとしても人気があります。花手水はいろいろな場所で行われていますが、柳谷観音 楊谷寺は花手水の先駆け的存在です。楊谷寺の花手水の様子はたびたびSNSやメディアでも取り上げられているので、見聞きした人も多いのではないでしょうか。
境内には龍手水、庭手水、琴手水、恋手水、苔手水などの手水舎があるので、ぐるりと回って薔薇、あじさい、百合、紅葉、ひょうたんなど季節の草花を楽しみましょう。ビビットな色合いのお花が浮かべられている時期もあれば、落ち着いた色合いを楽しむことができる時期もあり、訪れるたびに違う雰囲気を感じることができます。

美しい七色あじさいも

柳谷観音 楊谷寺では、毎年初夏になるとおよそ5,000株ものあじさいを見ることができます。さまざまな色と種類のあじさいはどれも美しいのですが、境内には珍しい「七色あじさい」も!あじさいのシーズンになるとこの七色あじさいをひと目見ようと多くの人が訪れます。

書院から奥之院まで続く花回廊をゆっくり巡り、楊谷寺の澄んだ空気と色とりどりのあじさいの様子を思う存分楽しみましょう。

あじさいを思わせるジュエリー

柳谷観音 楊谷寺を訪れる際は、あじさいを感じられるジュエリーを身につけるのもおすすめです。
こちらのタンザナイトのネックレスは、胸元に輝くタンザナイトが小さなあじさいを思わせるような可愛らしさと上品さを持ち合わせています。
見る角度によって色合いが変わるため、身につける人はもちろん、目にする周りの人も楽しめるジュエリーになっています。

Pt900 タンザナイト ネックレス

タンザナイトのパワーストーン効果とは?

近年注目されている宝石の1つであるタンザナイトは、知性、叡智、クリエイティビティのサポートをしてくれる宝石と言われています。
希少石としても重宝されるタンザナイトは、エネルギー的にも非常に強く、ネガティブなエネルギーをポジティブなエネルギーに変換してくれる作用があると言われるパワーストーンとしても有名です。

また、タンザナイトは色合い的にも、非常に高い波動を持っています。私たちの体には「チャクラ」というエネルギーセンターがあり、赤・オレンジ・黄色・緑・青・藍色・紫色の7色が当てはめられているのですが、青や紫はちょうど体の中でも上の方に位置するカラーになっています。
その他前、色味的にも青や紫はエネルギーが高いといわれているため、宝石として身につけるとエネルギー浄化や成長などの恩恵を受け取ることができるでしょう。
こちらのタンザナイトのネックレスも、精神的に成長をしたいときや、まだ見ぬ能力を開花させたいときなどに身につけて、楊谷寺へのお参りに出かけてみてください。

また、タンザナイトには本質を見抜く目と言われる「第3の眼」を開花させるサポートもしてくれる効果も期待できます。楊谷寺とは、「眼」にまつわるご縁もありそうですね。

まとめ

美しい草花や湧き水「独鈷水」など、見どころがたくさんある柳谷観音 楊谷寺についてご紹介いたしました。
1200年の歴史がある中で、今でも独鈷水が湧き出ているというのは、とても神秘的なことです。
澄んだ空気が漂う境内は、草木も美しく風景に溶け込んでおりますが、花手水の色使いが加わり、フォトジェニックスポットとしても最適です。
ぜひ、季節と歴史が感じられる楊谷寺へ訪れてみてください。

柳谷観音 楊谷寺

京都府長岡京市浄土谷堂の谷2
電話:075-956-0017

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