ぽってりとしたフォルムでヨチヨチと歩く動きがとてもチャーミングなペンギン。そのカラーリングも独特で他の生き物とは全く違う特有の魅力に溢れています。パンダ、シマウマ、そしてペンギン。黒と白の配色バランスには不思議なおもしろさを感じますよね。その中でも今回は日本各地の動物園や水族館で人気者、ファンも大勢いるペンギンについてお伝えしたいと思います。

日本で見ることができるペンギン11種

ペンギンと一口に言っても実にたくさんの種類が世界中で生息しています。そのうち今現在日本では11種類ものペンギンを見ることができます。種類ごとに個性が全く違うペンギン。次に見るときには何の種類のペンギンかなと視点を変えて見てみるとおもしろいですよ。特に日本で多く飼育されているものをいくつかピックアップしました。

●フンボルトペンギン…日本で一番よく見られるペンギン。日本の気候が適していたのと技術力の高さで繁殖大成功。北から南まであちこちの動物園で飼育されていて、その数は1000羽を超えています。
●コウテイペンギン…現存するペンギンの中で最も大きなペンギン。全長130㎝ほどの体型は人間で言うと10歳の子どもくらいの大きさ。クレイアニメのキャラクターになるなど、その人気は世界的です。
●ジェンツーペンギン…ペンギンの中でも特に好奇心旺盛と言われていて、日本各地の動物園で飼育されています。各園のお散歩タイムなどで元気いっぱいの姿を見せてくれることも。ペンギンの中で一番泳ぐのが速く、時速35キロの速さで泳ぎます。
●イワトビペンギン…眉毛のような位置に黄色の羽毛がある小型のペンギン。他のペンギンのようによちよち歩くことができず、地上では両足を揃え飛び跳ねながら移動します。

ちなみに日本に最初にやってきたのは今からおよそ100年前、上野動物園の「フンボルトペンギン」です。以降多くの人々にその愛らしい姿を見せてくれています。

ペンギンは寒い地域に生息??

ペンギンと聞けば寒いところに住んでいるイメージはありませんか?ですが意外にも赤道直下を生息地とするペンギンも存在します。その一部のみ赤道をまたぎ北半球に存在しますが、そのほかは南半球でしか生息していません。
ですからペンギンと言えば氷の上に立っているイメージがあるかもしれませんが、寒がりのペンギンもいるんですよ。比較的緯度の低い地域に生息する温帯ペンギンと呼ばれる仲間を日本の動物園で飼育する場合、冬場にストーブに当たる様子が見られることもあるとか。ペンギンとストーブ…思いがけない組み合わせですね。

ペンギンは夫婦の中がとてもよい生き物

ペンギンはその生涯を同じペアで添い遂げ、協力して子育てをします。動物には珍しく一夫一婦制の仲良しで離婚率は数%と言われています。中にはオス同士、メス同士でペアを組むこともあります。2匹が交互に狩りと子育てをする様子はまさに共働き夫婦。令和の日本の夫婦像と重なるところがあるかもしれません。おしどり夫婦という言葉は過去のもの…そのうちペンギン夫婦というワードが浸透する日もそう遠くはありません!?
また、オウサマペンギンのヒナがとてもビッグなのをご存知でしょうか。もちろん生まれたときは親より小さいのですが、数か月後には親よりも大きな姿に。ふわふわな巨体となったヒナは一見すると何かの着ぐるみのよう。そして成長するにつれて親と同じような大きさと形に収まっていきます。
このように、ペンギンの生態には不思議がいっぱい。動物園では詳しく解説してくれているところもあるので、一度目を通してみてはいかがでしょうか。飼育員さんの愛情を感じる説明に家族や恋人と話が弾むこと間違いなしですよ。

バランスが美しい黒白ジュエリー

ペンギンは頭が黒くお腹の白いものが多いですが、黒と白のバランスが絶妙で、ペンギンという何者にもない個性を作り出していますよね。黒白の組み合わせの美しさはジュエリーの世界にも通じるところがあります。黒が入ることで全体が引き締まり、でも黒だけのジュエリーにはない柔らかさも併せ持つのが特徴。シックで落ちついた大人の印象を残すデザインのもが多く、その日のスタイルのワンポイントアクセントにおすすめです。
黒白ジュエリーのような2色使いのデザインは、色が織りなす深みも考えられているため、単色のジュエリーデザインとはまた違った魅力があります。
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まとめ

いろいろとおもしろいペンギンの生態。動物園などでゆっくり時間をかけて観察してみると…。個性豊かで漫画やキャラクターグッズなど、私たちの日常の身近なところで親しまれているのも頷けます。ただ野生では近年進む地球温暖化やプラスチックごみによる海洋汚染などで、生息数が減少しているペンギンもいます。自然を大切にして、いつまでもかわいらしいペンギンに癒されたいものですね。
次の休日に気分を変えて黒白配色の美しいジュエリーを身に着け、ペンギンを観察しに行ってはいかがでしょうか。

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