バタフライエフェクトという言葉をご存じでしょうか。直訳すると「蝶の効果」。「ブラジルでの蝶々の羽ばたきが、アメリカテキサスで竜巻を起こすかもしれない」という例え話で、ひとつの些細な出来事がのちに大きな変化へとつながることを指し示す言葉です。この世界はみんなの日常のひとコマが積み重なって出来上がっています。今回はバタフライエフェクトの観点から切り取った私たちの世界を覗いてみたいと思います。
Contents
バタフライエフェクトはどこから生まれた言葉?
まずこの言葉は一体どこから生まれたのでしょうか。まるで海外のことわざかと思いきや、実は「科学用語」に当たります。
気象学者であるアメリカのエドワード・ローレンツが、天気のシミュレーションを再計算するときに、手間を省きたくて初期値の小数点以下を省略しました。すると、その結果が一度目のものと大きく異なりました。入力した値はわずかな差だったものの、時間とともに増幅され、全然違う結果になったのです。「ちょっとした数値の違いが全く別の未来の天気へとつながる」と感じたのが元になっています。科学的思考をわかりやすくするための例えから生まれた言葉なのですね。
バタフライエフェクト的な日本のことわざ
このような考え方は世界各国で考えられていたのでしょう。科学的な話とは違いますが、日本でもことわざの中に似たような言葉がいくつもあります。
風が吹けば桶屋が儲かる
「風が吹くことで砂埃が立ち、目を傷める人が増える。人→猫→ねずみ…連鎖的に話がつながり、最終的に桶屋が儲かる」。多少時代的なエッセンスは入りますが、関係ないと思われるところで思いもよらぬ出来事が起こっているという意味を表すことわざとして今なお定着しています。
情けは人の為ならず
「人に親切にすることはその人のためだけではなく、巡り巡って自分にも返ってくる。小さな思いやりは周囲に広がり、それはやがて自分の助けとなることがある」。自分が取った小さなひとつの行動によって世の中がどう変わるのか、心に留めておきたい言葉です。
バタフライエフェクト的な映画
そのほか映画にもバタフライエフェクトを題材にしたものがたくさんあります。自分の選択によって未来に変化が起こるタイムリープをネタにした映画は、バタフライエフェクトとSFをミックスしたようなものですね。「バックトゥーザ・フューチャー」では、タイムマシンで過去へ飛んだ主人公が両親の出会いを変えてしまい、自分の存在を消さないために奮闘します。「時をかける少女」では、時間をワープする能力を手に入れた主人公の行動が少しずつ周囲や未来に影響し、大切な人との別れへとつながってゆきます。
空に放ったささやかなはじまり「風船飛ばし」
もうひとつ、バタフライエフェクトを代表する「風船飛ばし」について取り上げてみたいと思います。学生の頃、一度は風船飛ばしをしたことがある人も多いのではないでしょうか。何か特別な行事を記念して企画されることが多い風船飛ばしは、華やかで夢があると昔から人気があります。植物由来の風船に種などを結び付けて、たくさんの児童で一斉に空へ放ちます。大空の彼方へとカラフルな風船が広がっていく様子は何ともメルヘン。後日種を受け取ったと連絡が入った際に、ずいぶん遠方だったと驚いた記憶も残っていませんか。自分の手から離れていったひとつの風船が、他府県の見ず知らずの人に届いた…気象や風向き、風船の質や重さなど、たくさんの条件の結果です。これを必然ととるか奇跡ととるか。そこには風船がつなぐ優しい世界が広がっています。
バタフライモチーフが美しいジュエリー2選
蝶々は幼虫から蛹を経て、美しい羽をもつ成虫へと変化します。そのため変化や成長の象徴とされ、ジュエリーにもたくさんのバタフライモチーフが採用されています。また空へはばたくことができる蝶には自由な未来のイメージがあり、贈り物としてもおすすめです。
K10PG ダイヤモンド バタフライネックレス
立体的なV字型デザインは、まるでこれから起こるバタフライエフェクトの発端のよう。小ぶりで品のあるバタフライモチーフにピンクゴールドの輝きが加わり、顔まわりをパッと明るく見せてくれます。
K18YG ピンクトルマリン バタフライ ピアス
バタフライのアウトラインを取り出した抜け感のあるデザインで、風をはらんだような軽やかさが魅力。中央にあしらったピンクトルマリンが、のちに起こる大きな出来事を秘めたかのように輝きます。
まとめ
今回はバタフライエフェクトについて深掘りしてみました。その世界は良くも悪くも惹きつけられませんか。多くの言葉や映画が残っているのもうなずけます。誰しもが繰り返す些細な選択の積み重ねによって、今、この世界は回っていると考えるとおもしろいですね。ささやかな変化を重ねていく毎日だからこそ、身に着けるジュエリーもお気に入りのひとつを選んでみてはいかがでしょうか。


