ベストのようでありジャケットのようでもある「ジレ」。レイヤードに取り入れるだけで、すでに持っているシンプルなお洋服を一気に今風に仕上げてくれるアイテムとして定番化しつつあります。ただ、いざ着てみると「アクセサリーは何を合わせればいいの?」と迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。結論からお伝えすると、ジレに合わせるなら大人かっこいい「マニッシュデザインのピアス」がおすすめです。ジレが作り出す縦長のIラインと、マニッシュジュエリーの持つ直線的な強さが響き合うからです。この記事では、ジレの基本とベストとの違い、着こなしのポイント、そして相性の良いマニッシュピアスの選び方までをご紹介します。

この記事で分かること
ジレとベストの違いと、日本での呼び分けの実際
✔ ジレを着こなすための3つのポイント
✔ ジレにマニッシュピアスが合う理由
✔ ジレスタイルに合わせたいマニッシュピアス4選

ジレに合わせるなら「マニッシュピアス」|まずは結論から

ジレは、羽織るだけで縦長のスッキリしたラインを作り出します。このラインはかっこよく、マニッシュな雰囲気が漂うのが特徴です。だからこそ、合わせるジュエリーも同じ方向を向いていた方がまとまります。

マニッシュとは直訳すると「男性的」。ただし、全身をマニッシュで固めてしまうと、ただ大きく無骨な印象になってしまいます。マニッシュスタイルを美しく楽しむコツは、女性らしさと品格を適度にミックスすること。ジレという分量のあるアイテムを主役に据えたなら、耳元は「直線的だけれど、どこかにやわらかさがある」ピアスでバランスを整えるのが正解です。

例えばこちらは、スクエアというメリハリのあるフォルムが大人かっこいいピアス。装飾のない潔さが美しく印象的です。

K18YG スクエア フープピアス

K18YG スクエア フープピアス

スクエアのメリハリあるフォルムに、エッジを取って少し丸みを持たせることで軽やかさを演出。表面の鏡面加工が、耳に馴染む大きさながら芯のある輝きを放ちます。分量の多いジレスタイルとバランスの取れる一組です。

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ジレ×ジュエリーの結論
✔ ジレは縦長のIライン=マニッシュな印象を作る
✔ 合わせるピアスも直線的・装飾控えめなマニッシュデザインへ
✔ ただし全身マニッシュはNG。丸みや品格を少し混ぜるのがコツ

ジレとは?ベストとの違いと人気が続く理由

ジレとベストの違い

ジレは、フランス語の「gilet」が語源です。フランス語では袖のない上着を指す言葉で、実は英語の「ベスト(vest)」と本来は同じものを指しています。イギリス英語では「ウエストコート(waistcoat)」、日本語では「チョッキ」。呼び方が違うだけ、というわけですね。

ただし日本のアパレルの現場では、この2つがニュアンスで使い分けられています。

呼び方 日本での主なニュアンス 素材の傾向
ジレ ジャケットの下に着る「中衣」寄り。すっきりしたIライン 薄手のテーラード調・リネン・ウールなど
ベスト 装飾やポケットのあるアウター寄り 厚手のダウン・ニットなど

もともとはジャケットのインナーに着込むベストのようなものとして使われていましたが、ここ数年はジレそのものをその日の装いの一番上から羽織って、前面に見えてくるような着こなし方が主流になっています。

丈も素材もバリエーション豊富

丈は膝や太ももあたりのものが一般的ですが、中にはくるぶしまでの超ロングタイプや腰までのショート丈など様々。カラーや素材も豊富で、ロングシーズンに渡って展開しているアイテムとなっています。定番のコットンやポリエステルはもちろん、ウールやファーなどの冬素材から夏向きのリネン素材まで揃います。

いつ頃から見掛けるようになった?

今の形のジレは2022年ころから流行り出してきたと言われています。数年経っていますが、それでも人気は衰えません。それだけ取り入れやすくて合わせやすい形であるということですね。一過性のトレンドアイテムと違って、いろいろなデザインがあり、いろいろな着こなしが楽しめる点もポイント。ミセスからティーンエイジャーまで幅広い世代に支持され、いまや定番化されつつあるのではとすらいわれています。

ジレの基本
✔ ジレはフランス語 gilet が語源。本来は英語のベストと同義
✔ 日本では「薄手・中衣寄り=ジレ」「厚手・アウター寄り=ベスト」と呼び分ける傾向
✔ 2022年頃から人気が続き、いまや定番アイテムに

ジレを着こなすときの3つのポイント

1. インナーはシンプルなものを

ジレはその形自体がスッキリとしたIラインでかっこいいため、レイヤードのインナーはシンプルなものを選びましょう。襟つきのものをインナーに持ってくると首元がうるさくなってしまいます。夏はTシャツ、冬はハイネックなどシンプルなものを。素材や形を変えることで季節を問わず楽しむことができます。

2. ボトムスはゆとりのあるものを

タイトなボトムスとの組み合わせより、ワイドパンツやロングスカートなどのふんわりと分量の多いシルエットのボトムスとの相性がいいとされています。すっきりとしながらもボリューム感を楽しむことができます。

3. 耳元はマニッシュに、けれど華奢に

ジレを着ると首元から胸元にかけての面積が広く空きます。ここで大ぶりのネックレスを足すと縦のラインが分断されてしまうため、主役は耳元に置くのがおすすめです。当店でも「ジレやロングベストに何を合わせたらいいですか」というご相談をいただきますが、お伝えしているのはこの一点。ネックレスを短めにするか外して、ピアスで顔まわりに視線を集める——これだけでジレのIラインが最後まで通ります。

ジレの着こなし3か条
✔ インナーは襟なし・シンプルに(首元をうるさくしない)
✔ ボトムスはワイドパンツやロングスカートで分量を出す
✔ ジュエリーの主役はネックレスより耳元

ジレをプラスするだけでありきたりなコーデから脱出

Tシャツ+パンツ、ハイネック+ロングスカート、シンプルなワンピース…。普段の装いにマンネリを感じたときや、気分的にもう少し何か足したいなというとき。ジレをプラスすることで物足りなさが解消されます。また季節感を取り入れるのにもおすすめのアイテムです。さっと羽織ることができるので温度調節にもぴったり。

カーディガンほどデイリーでもなく、ジャケットほどオケージョンでもないその形は、参観日や観劇コーデなど、ちょっとした日の装いにもおすすめです。こうした「気負わないけれどきちんと見せたい日」のジュエリー選びは、普段着にも似合うジュエリーの見つけ方もあわせてご覧ください。

ジレには体型カバーという側面も

ジレは羽織るだけで雰囲気が出るというメリットのほかに、さりげなく体型をカバーしてくれるというメリットもあります。とくにウェストやヒップ回りを隠してくれる点は秀逸です。そして前述のとおり、ジレは縦長のラインを作り出します。そのラインはスッキリとかっこよく、マニッシュな雰囲気が漂うのです。

ジレが優秀な理由
✔ いつものコーデに羽織るだけでマンネリ解消
✔ さっと着脱できて温度調節にも便利
ウェスト・ヒップ回りをさりげなくカバー
✔ 縦長ラインでスタイルアップ効果

ジレに合わせたいマニッシュピアス4選

ここからは、ジレスタイルと相性の良いマニッシュピアスを具体的にご紹介します。選ぶ基準は「直線的なフォルム」「装飾は控えめ」「けれどどこかに丸みや品格がある」の3つ。ジレの縦長ラインを邪魔せず、顔まわりに芯を通してくれるものを選びました。

直線フォルムでかっこよく

K18YG フープピアス

K18YG フープピアス

石を使わず、K18の地金だけで見せる王道のフープ。装飾がないぶん、耳を動かすたびに光の当たり方だけが変化します。ジレのシンプルなIラインに、まっすぐ添えられる一組です。

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K18YG オニキス ピアス

K18YG オニキス ピアス

深い漆黒が印象的なオニキス。有色石の中でも、黒はもっともマニッシュに寄せられる色です。K18のイエローゴールドと合わせることで、クールになりすぎず品のある耳元に仕上がります。

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やわらかさを足してバランスを取る

Pt900 クロスモチーフ ピアス

Pt900 クロスモチーフ ピアス

天地のバランスを表しているともいわれるクロスモチーフ。シンプルにプラチナの魅力を楽しめるデザインです。さりげなく耳に寄り添うサイズ感、さらにモチーフに丸みを持たせてかわいらしさをプラス。絶妙なバランスでマニッシュさを取り入れられます。

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K18YG スクエア フープピアス

K18YG スクエア フープピアス

記事の前半でもご紹介した一組。スクエアの直線に、エッジを落とした丸みが同居しています。「マニッシュだけど硬くなりすぎない」というジレスタイルの狙いを、そのまま形にしたようなピアスです。

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もう少し幅広く大人向けのピアスを見比べたい方は、コーディネートの幅が広がる!大人ピアスのススメもあわせてどうぞ。

よくある質問

Q. ジレとベストは何が違うのですか?

A. 語源としては同じもので、フランス語が「ジレ」、英語が「ベスト」です。ただし日本のアパレルでは、薄手でテーラード調のものをジレ、厚手のダウンやニット素材のものをベストと呼び分ける傾向があります。ジレの方が「ジャケットの下に着る中衣」というニュアンスが強い言葉です。

Q. ジレにネックレスは合わせない方がいいですか?

A. 合わせても問題ありませんが、長めで大ぶりのものはジレの縦長ラインと干渉しやすくなります。合わせるなら短めで華奢なものを。迷ったらネックレスは外して、ピアスに主役を譲るとすっきりまとまります。

Q. マニッシュピアスは大ぶりの方がいいですか?

A. 必ずしもそうではありません。ジレ自体が分量のあるアイテムなので、耳元まで大ぶりにすると全体が重くなります。「耳に馴染むサイズで、フォルムだけ直線的」というものの方がバランスが取りやすく、当店でもこのタイプをおすすめすることが多いです。

Q. ゴールドとプラチナ、ジレにはどちらが合いますか?

A. どちらも合います。ジレの色が黒・グレー・ネイビーなど寒色寄りならプラチナやホワイトゴールドが、ベージュ・ブラウン・カーキなど暖色寄りならイエローゴールドが馴染みやすい傾向です。迷ったときは、その日のバッグや靴の金具の色に合わせると失敗しません。

Q. ジレはもう流行遅れではないですか?

A. 2022年頃からの人気が数年続いており、一過性のトレンドというより定番アイテムとして定着しつつあります。丈・素材・カラーのバリエーションが豊富で着こなしの幅が広いことが、長く支持されている理由です。

まとめ|大人かっこいいジレスタイルにはマニッシュピアスを

トレンドがあっという間に移り変わるファッションの世界。その中でジレの人気はまだまだ衰えそうにありません。ジレはもはやひとつのアイテムとしてその地位を確立しつつあるようにすら感じます。

ジレが作り出す縦長のIラインは、スッキリとかっこよくマニッシュな雰囲気。だからこそ耳元にも、直線的で装飾を抑えた——けれどどこかに丸みのあるマニッシュピアスを合わせてみてください。インナーはシンプルに、ボトムスはゆとりを持たせて、主役は耳元に。今回はレイヤードに一着あると重宝するジレと、その相棒になるジュエリーについてご紹介しました。

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