ジュエリーを選ぶとき、モチーフで選ぶという人も多いのではないでしょうか。
モチーフにはそれぞれ意味が込められており、その形に惹かれる理由があります。自分の惹かれるモチーフのジュエリーを身につけて、お守りがわりにする人も多いですよね。

私たちの身の回りにもある「ひし形」のモチーフも、昔から愛されるモチーフの1つ。実はひし形モチーフは、最強のお守りとして持ち主を守ってくれると云われており、毎日身につけるリングなどジュエリーのモチーフにおすすめです。
そこで今回は、ひし形モチーフの歴史や、ひし形に込められたスピリチュアル的な意味合いなどについてご紹介していきます。

人気のひし形モチーフ

世界中で人気のあるひし形は、私たちにとっても身近なモチーフの1つです。国内外の歴史的な書物にもひし形模様が残されているため、日本人に古くから馴染みのあるモチーフだったことが伺えます。
ぱっと見にはクールな印象もあるけれども、どこか懐かしいと思わせるようなひし形のモチーフは、随分昔に中国から伝わったという説があります。

ひし形は植物に由来?

「ひし形」の語源は、「菱」(ひし)という水草に由来しているという説が知られています。菱は万葉集の時代には食用としても用いられていたことから、人々にとっても身近な存在でした。

主に菱は水辺に生息しており、繁殖力がとても強く、あっという間にどんどん広がります。そのため菱の葉や実には、子孫繁栄や長寿・無病息災などのエネルギーを秘めていると重宝されるようになりました。

人気のひし形モチーフ

ひし形モチーフの歴史は古く、古代では土器の模様として、また平安時代は公家の装束や調度品の模様として使われていたそうです。
また、室町時代には足利家がおめでたい席などで縁起を担ぎ、ひし形のお餅を食べていたという言い伝えも残っています。いまでも桃の節句で菱餅が食べられるのは、足利家と同じように縁起を担いだことに起因しているのかもしれませんね。(諸説あり)

家紋にも使われるひし形模様

菱の葉は、日本では家紋として採用されることもあり、歴史的には武田信玄の家紋がひし形なのが有名です。
ひし形単体のデザインもあれば、ひし形を組み合わせたもの、連続模様のもの、ひし形のデザインは数多くありますが、私たちに馴染み深く、日本の歴史が感じられるシンボルでもあるのですね。

「安定」や「土台」という意味合い

物の形には全て意味があるのですが、四角形であるひし形は、あらゆるフォルムの中で完璧な形と言われるほど良い形です。全てを包み込む要素を持つと云われる四角形のフォルムは、見ているだけでも何だか安心しますよね。
四角形には土台や安定、完全性といった意味があり、安定の周波数を持っていますが、もちろん、ひし形にも同様の意味があります。

ひし形は、四角形を伸ばした形であることからさらにパワフルになっており、大地のエネルギーを秘めているとも言われています。土台、安定、大地という意味合いから、地に足をつけて生きるグラウンディング力を支えてくれるため、人生において辛いことがあったとしても、軸がブレることなく生きていくことができるようにサポートしてくれるでしょう。

安定した環境の中で本来の力が発揮できるのだとしたら、常に安定した環境に身を置きたいと願う気持ちは当然です。この激動の世の中だからこそ、ひし形モチーフのエネルギーを借りて、安定・安心というエネルギーを感じながらグラウンディングした人生を送りたいですよね。

魔除けとしてのひし形

縁起が良いと考えられているひし形のフォルムは、古来より「魔除け」のシンボルとして使われてきました。装束などにもひし形のモチーフが刻まれているものがありますが、ひし形はただ単に災難を避けるだけでなく、悪いエネルギーに打ち勝つ力を授けるともいわれることから、最強のお守りとしても愛用されてきた歴史があります。優しいだけではなく、強さが秘められている人は素敵ですよね。
ひし形模様は、魔除けとして邪悪なものをはねのけるとともに、邪悪なものに打ち勝ち、自ら災難を乗り越え道を切り拓くよう導いてくれるという、頼もしいモチーフです。

海外でのひし形モチーフの意味合いについて

海外でも、ひし形は特別なモチーフとして愛用されています。

中国

中国でひし形モチーフは、その形状から「心臓」を意味する模様だといわれています。また、陰陽道では、男性が丸い形、女性が方形とされ、ひし形は女性を表すモチーフだという説も。
ひな祭りの菱餅は、この陰陽道の女性の意に由来しているという説もあります。
また、中国の仙人が菱の実を食べて不老長寿の力を得たという伝説もあり、ひし形モチーフは非常に大切なシンボルとして扱われてきました。

北欧

北欧でひし形モチーフは「イング」と呼ばれています。北欧神話においては、豊穣の神様であるフレイのシンボルのことをイングと称しており、物事を完了させることや過去にやり残したことの片付けをするという意味を持っているとのこと。
非常に前向きな意味合いを持っていることから、過去を清算して新しい道へと進む際のお守りとしても非常におすすめです。

Perto DeTi ダイヤモンド プラチナ ロゼンジ(ひし形)マリッジリング

ジュエリーローラのブライダルブランドであるPerto DeTi(ペルト デ ティ)のマリッジリングにも、ひし形モチーフが取り入れられています。
ダイヤモンドの両サイドは、これからの2人のお守りとなってくれるように、ロゼンジ(ひし形)のシンボルが。
ひし形には無病息災や子孫繁栄の意味合いも込められているので、カップルの門出にもぴったりです。
細身のフォルムなので、男性にも女性にもおすすめのデザインです。
PertoDeTi ダイヤモンド プラチナ ロゼンジ(ひし形) マリッジリング

まとめ

非常に縁起の良いモチーフである「ひし形」についてご紹介しました。
ひし形は「魔除けとして働き、無病息災を願う」ということから、非常に縁起の良いモチーフ。
ご紹介したPerto DeTi ダイヤモンド プラチナ ロゼンジ(ひし形)マリッジリングは、これから結婚に向けて新たなるステージを進むカップルの皆様にとてもおすすめのデザインとなっておりますので、ぜひチェックしてみてくださいね。

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