宝石が好きな人は、その美しさだけでなく、石の持つ魅力やエネルギーに惹かれて購入する人も多いでしょう。
たくさんの宝石があっても、「どうしてもこの宝石が気になる」「なぜかこの宝石だけいつも選びたくなる」など、石から呼ばれるような感覚で宝石を手にしたくなることもあります。
これには、宝石とのレゾナンス(共鳴)効果が働いているからです。
宝石は昔からどんな風に取り扱われてきたのか、またなぜ人は宝石を持つのかなどの深い理由について見ていきましょう。

宝石の神秘

見た目の石の風合い、手触りなど二つとして同じものがないと言われる宝石は、もともとは大地に眠っていたものです。
いわゆる鉱物だったものが、人の手によって掘り出され加工されて、美しい宝石となって私たちの手元にやってくるのです。

掘り出される原石の中には、パワーストーンやパワークリスタルと呼ばれるものがあります。原石の中には、古代文明の記憶をそのままレコードキーパーになって保持しているものもあるのだとか…
古代レムリア文明やアトランティス文明にゆかりのあるクリスタルなどは、それぞれの時代で重要な情報を伝えるための伝達ツールとして存在していました。
それは、国家のシークレットな内容を伝えるものであったり、秘技参入の神秘的な書物だったりと様々な用途や目的があり、クリスタルを通じて様々なやりとりがなされていたのです。
叡智が詰まったクリスタルは、長い間地中に埋まっていて、タイミングがやって来たときに掘り出されています。
少し前にインカ帝国の時代のクリスタルが大量に掘り出されるなど、同じエリアから一種類のクリスタルが掘り出されることも度々あります。
各時代、各文明の終わりに、何かを後世に伝えるために、明らかに人間が人為的に埋めた原石もたくさんあるのです。
これらが時を超え、パワーストーン、パワークリスタルと呼ばれるようになって、今の私たちに恩恵をもたらしているのですね。

美しいと思って選んでいる宝石も、実はまだ解明されていないような不思議な力を秘めていることもあるのです。

太陽と月と宝石

古代文明では、宇宙の運行が全てのタイミングを左右していると考えられて来ました。そして、毎日少しずつ変わる太陽の動きが、地上の季節、温度とも深く関係しており、月の動きは生命の誕生と去りゆく死のリズムと連動していることも知りました。
月はまた潮の満ち引きとも連動しており、宇宙が一つであると伝えるとても神秘的な存在だったのです。
特に女性は「月のサイクルとも同じサイクルで動いている」と云われ、聖なる存在として女神になぞらえて讃えられていた時代も長く続きました。

そんな太陽と月は、多くの宝石に例えられています。
太陽神に例えられる宝石であるシトリンは、男性性の持つパワフルなエネルギーに例えられており、人生を切り拓いていく力を持ち主に与える宝石として、歴代の権力者や王たちから重宝されて来ました。
K18YG シトリン ネックレス

月の女神セレネに例えられる宝石であるムーンストーンは、女性性のイメージそのものとして例えられており、女性が持つ直感力、インスピレーションを強化するアイテムとして大切に扱われました。
特に出産をする女性は、新しい生命を生み出す力があるとされ、月と同様に神秘的な存在とされて来たのです。

このように、宝石には「神や女神の恩恵を受け取りたい」という願いを込められて、護符のように愛用されて来たのですが、ここには自分の自我やエゴ的思想を入れず、純粋に天の恩恵を受け取りたいという願いがあったのです。宝石は純粋な意図を拡大させるという役割がありますので、「人々にためになるように」という願いのもとで使われた宝石は、持ち主と周囲の人に多大な恩恵をもたらしました。
ですから、何千年も続くような古代文明が存在していたのでしょうね。

宝石に住むフェアリーテイル

数多くの宝石が存在していて、多くの恩恵を受け取ることができるかもしれないとしても、全ての人が宝石を手にするわけではありません。
これは、宝石からの叡智や恩恵を受け取る必要がある人と、そう出ない人がいるからです。

私たち一人ひとりに意思と個性があるように、宝石やクリスタルにも個性があります。
例えば、一つのネックレスにいくつもの宝石が紡がれている場合は、その宝石の1粒1粒にフェアリーテイル(精霊)が住んでいるということになるのです。石の一つずつに、意思を持った妖精が住んでいるというイメージです。

例えば、レムリアンシードクリスタルに住まう精霊は、古代レムリア文明を生きていた人の魂が入っていると云われています。
古代文明が終わりを告げる際は、人々は文明の終わりと肉体の死を察して、全く違う形の物体へ変化するシェイプシフトをした者も大勢いました。マーメイドやイルカとなって海水で生きる者や、一旦自分の出身の惑星へターンする者、次の転生へ望む者、進む道はそれぞれでしたが、その中にクリスタルに姿を変えた者も大勢いたのです。
クリスタルにシェイプシフトした人たちは、当時の文明の叡智をそのまま後世へ送り伝えるために、クリスタルに住まうフェアリーテイルとなりました。
そして何千年、何万年と時を経てクリスタルが掘り出されるようになり、やっと今私たちの手に渡るようになって来たのです。

過去の記憶を保持しながら新しい持ち主を待ち続ける石となったフェアリーテイルたちは、持ち主の準備が整ったタイミングで様々な叡智をおろして来ます。
持ち主の大きな感情の解放が起こった時や、何か大きな気づきがあった時などに、「今ならこの情報を受け入れやすくなっているかもしれない」というタイミングで、持ち主が理解できる最善の形で叡智を伝えてくれるのです。
叡智といっても、大きな古代文明の書物がそのまま渡されるのではなく、もっと個人個人のワークやテーマについて落とし込まれていくような内容であり、次なる導きになるような事柄です。

自分が欲しいと思った宝石や無意識に惹かれる宝石、また自分の手元にやって来てくれた宝石とは、宝石に住んでいるフェアリーテイルたちとのご縁があるのかもしれません。

まとめ

美しい宝石を選ぶ時間は、自分と向き合うワクワクする時間です。また贈り物として宝石を選ぶときも、相手のことをイメージして選ぶ幸せな時間です。
そんなとき、宝石と持ち主とのご縁を考えてみるとすると…この宝石を受け取ることで、大きな人生の扉が開く可能性があるのです。
自分のために、また大切な人の未来を思いながら宝石をプレゼントすることは、宝石の神秘や恩恵を手渡すことに繋がっていくことになる、とても素敵なことですよね。

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