多くの女性が憧れる宝石であるムーンストーンは、年齢を問わず長く愛されている宝石の1つです。
乳白色で淡い光を放つムーンストーンは、まるで月のように美しく優しい宝石です。
インドでは、月の光がムーンストーンになったと言われるほど神秘的な逸話も多いムーンストーン。
そんなムーンストーンは、月のエネルギーをそのまま受け取り、人を癒す宝石としても重宝されているのです。
そこで、月のエネルギーや私たちに与える影響について、詳しく見てみましょう。
Contents
潜在意識を癒すムーンパワー
私たちには、意識的な側面である顕在意識と無意識的な側面である潜在意識があります。
その中でも、顕在意識が3%、潜在意識が97%だと言われており、私たちはほぼ無意識で生きているのです。
思い返せば、朝起きて歯磨きをすること、食事をすること、車の運転でさえもルーティーンで行うことが出来ていますよね。これらは全て、無意識的な行動なのです。
意識的に行動したり、決断したりすることは、たったの3%。それでも私たちは生きられるのです。
ただ、この無意識の部分が意識的になったのであれば、人生は大きく展開していくのではないでしょうか。
日頃無意識でしていた部分が意識的になることで、自分と周りの人に愛を通した発言や行動をすることができるのです。
ムーンストーンには、過去の自分を癒すこと、自分を癒すことのサポートをする力があり、私たちの忘れてしまった記憶や潜在意識に大きく影響を与える役割もあります。
太陽は顕在意識に働きかけて、月は潜在意識に働きかけると言われます。
月のエネルギーを秘めたムーンストーンは、私たちの潜在意識である無意識層に大きく働きかけてくれて癒してくれる宝石なのです。
私たちを成長させるムーンエネルギー
植物を育てている人は、「夜私たちが眠っている間に、植物が成長しているのでは?」と感じたことがありませんか?
植物は、人間よりも純粋であるため、ムーンエネルギーの影響を受けやすく、月のパワーで成長していると言われています。
特に満月の日は、いつもより植物の成長速度が早いと感じる人が多く、植物によっては何センチも成長しているものもあります。
しかし、植物だけでなく、もちろん私たち人間も同じムーンエネルギーを受け取るのです。
成長期の子どもは背が伸びるなど、身体にも影響があります。
エネルギー的には、新月から満月に向かう中でエネルギーをチャージし、満月の日に最大にパワフルになり、満月以降は新月の日に向かってよりエネルギーを定着させていきます。
このように、ムーンエネルギーによって私たちの体のリズムも変容していくのです。
月の満ち欠けを意識してみましょう
私たちの身近な存在である太陽と月。古来より人間は、太陽の動きや月の満ち欠けを意識して生活をしていました。
カレンダーがない時代には、太陽や月の動きで季節を感じ、農作物を育てるサイクルを読み取っていたことは有名なお話ですが、今のこの現代を生きる中でも、太陽と月の動きは私たちの心と体に大きく影響しています。
狼男の昔話があるように、昔から月の満ち欠けは、私たちの心にも大きく影響を与えるものだとされていました。
古来より特別な意味があるとされてきた、月の満ち欠けによる新月や満月は、特別な祈りや儀式の日として選ばれてきました。
新月の日
月が満ち欠けにより目に見えなくなる新月の日は、これからの目標を立てることや、祈りを捧げるのに適した日だと言われています。
本来、新月の日にお祈りをすることは特別なことではなく、私たちの生活に深く根ざしていることです。
ぜひ、次の新月の日には、自分にとっての大切な祈りを捧げてみましょう。
新月の日に決めた目標や捧げた祈りは、次の満月の日までにある程度形になります。
そのため、スピリチュアルなことを大切にしている地域では、いまでも新月の日にはセレモニーを行い、神聖なる祈りを捧げています。
時には豊作を願い、時には人間関係の円満を祈り…たくさんの祈りや願いをムーンエネルギーで増幅させているのです。祈りは自分の目的や意図であり、ムーンエネルギーとレゾナンスさせることで、願いを叶えやすくしてくれるのです。
満月の日
満月の日は、ムーンエネルギーがマックスになります。パワフルなムーンエネルギーは、私たちの心と体を充電し、生きる歓びや活力を与えてくれます。満月のエネルギーを、しっかりと受け取りましょう。
満月のエネルギーを、自分の心と体にフルチャージ出来たのであれば、そのエネルギーを自分と自分の周りの人に、次の新月に向向かうまでシェアをして行きます。
これが「受け取って与えていく」という、私たちができる最高の奉仕でもあります。
そして、翌月の次の新月には、自分の新たなる目的のために、新しいアファメーションが唱えていきます。こうやって、私たちは受け取ったエネルギーを循環させていくのです。
新月のセレモニー&満月のセレモニー
ムーンサイクルを意識して、月のエネルギーをしっかりと受け取るために、自宅でも新月と満月にセレモニーをしてみましょう。
◎セレモニーの流れ
・新月と満月の前日は、しっかりと身を清める意味でも、ゆったりと優雅なバスタイムを過ごします。
湯船にバスソルト(可能であればローズソルト)を入れてゆっくり入浴して、体を浄化しましょう。アロマを入れて良い香りのバスタイムを楽しむこともおすすめです。
・セレモニーの当日は、テーブルの上に、美しいグラスに注いだ水、キャンドル、インセンス(お香)、宝石(できればムーンストーンやセレナイト)を用意します。
・キャンドルとインセンスに火をつけます。火はすべてのものを浄化するパワーがあるため、セレモニーには必須です。
(火の扱いには十分注意して下さい。風が強いときや、狭い部屋では火の粉が飛んでしまうこともあるので気をつけましょう)
・目を閉じて、祈りや願いを捧げます。その後、インセンスが消えてしまうまで部屋で静かに過ごします。インセンスが全て燃えてしまい、火種が消えたのを確認して、キャンドルの火を消しましょう。
ムーンストーンは、月のセレモニーに用いる宝石としては最適です。ムーンストーンの宝石を用意できるのであれば、ぜひ新月&満月のセレモニーで使用しましょう。
まとめ
私たちの身近でありながら、漠然とした存在であった月についてご紹介しました。とても神秘的な月のエネルギーを秘めたムーンストーンが、多くの人を魅了していることも、パワフルな月のエネルギーを受け取りたいという心の願いからかもしれませんね。