「風の時代」に入ってから、私たちの生きる世界は目まぐるしく動いています。そんな中、空の上、天体でも大きな移行が起こっており、2023年3月23日には冥王星が山羊座から水瓶座へと移行しました。冥王星が水瓶座へ移行するのは、実に約240年ぶりです。そして、この移行は私たちの暮らしにも大きく影響を与えるといわれています。
新しい「冥王星水瓶座時代」の特徴を説明しながら、この時期をどのように過ごすのがよいのかについてお話しします。

冥王星の特徴について

星について詳しい人でなくても、どこか神秘的なイメージが漂う冥王星。冥王星はもともと太陽系の惑星の1つでしたが、現在では「準惑星」として除外されています。
ただ、ホロスコープの見解から見ると、冥王星は「死と再生」、「破壊と再生の星」というとても大きな意味を持っており、永きにわたって私たちにも大きな影響を及ぼしてきた惑星の1つなのです。

遠く離れた冥王星は、ゆっくりと200年以上かけて12星座を巡ります。そして、それぞれの星に滞在している間は、あらゆる箇所を改善するかのように、破壊と再生のエネルギーを満たしていくのです。

毎日生きていると、急激に変化することもあれば、時間をかけてゆっくりと変わっていくこともありますよね。冥王星は、ゆっくり時間をかけて変化を促してくれる作用があるのですが、その際、一旦物事を破壊するほどの大きなエネルギーを発します。そのため、冥王星が滞在している期間は、あらゆる浄化や根本的な改革が起こるといわれているのです。
冥王星の影響によって以前と全く違うように様変わりするものもあれば、気づかないうちに変わってしまっていることもあるため、いつの間にか新しい世界や環境の中に身を置いている、ということもあるかもしれません。

冥王星が水瓶座へ移行するということ

「風の時代」と呼ばれる今、「風」のエレメントを持っている水瓶座に冥王星が移行することによって、さらに新しい時代がスタートします。
水瓶座は、型にはまらない「自由や平等」を象徴するといわれていますが、そこに「破壊と再生」のエネルギーを持つ冥王星が移行することで、様々な影響を及ぼす可能性が出てきます。

前回、冥王星が水瓶座へ移行したタイミングでは、フランス王政への不満が爆発してフランス革命が起こりました。また、その前後には、アメリカ独立戦争が起こるなど、新しい時代の幕開けともいえる歴史が動いています。同時期の日本はちょうど江戸時代の頃で、農民が一揆を起こすなど反発や抗議のエネルギーが強くなる頃でした。
時代を振り返ると、冥王星と水瓶座の接点によって引き起こされる莫大なエネルギーが影響しているのでは……と感じることが多いです。そして、その時代を生き抜いた人たちは、様々なことを受け入れ、乗り越えながら今の時代につなげてくれたのでしょう。

冥王星は、これから21年間水瓶座に滞在するといわれていますので、今の私たちも、前回同様の影響を受ける可能性があります。
この時代の前触れであるかのように、私たちはコロナ禍を経てたくさんの予測不可能なことを受け入れてきたのかもしれませんね。

惑星移行の時代背景とこの時期の過ごし方について

冥王星は、時代を築く惑星ともいえます。そんな冥王星が水瓶座へと移行を始めましたが、惑星は「順行」と「逆行」を繰り返しながら進んでいくため、水瓶座へ移行しながらも、また前の星座である山羊座へ戻るような状況にもなります。しばらくの間は、この順行と逆行を繰り返しながら、2024年の11月から本格的に水瓶座へと移行していくのです。
惑星が移行してしまうまでの期間は、私たちの心の「準備期間」ともいえるため、この時期に次の時代へ進むために心と体の準備をしておくとよいでしょう。

2023年3月23日以前、冥王星は山羊座に滞在していました。山羊座は、「権力」、「社会的な象徴」、「経済」と言う象徴とされており、ここに冥王星が移行したことによって、その意味合いに大きな揺さぶりが起こったのです。ちょうどこの頃、リーマンショックなど世界的な金融危機が訪れ、日本も不景気に悩まされたタイミングでもありました。苦しみや我慢が長く続くように感じた人も多かったのですが、惑星の移行により徐々に解放の兆しも見えてきています。
ただ、前述のように惑星は順行、逆行をするため、冥王星が完全に水瓶座へ移行するまでは再び同じような揺さぶりが起こる可能性もあると意識しておきましょう。
移行期の間は、予測できない変化に慌てることがないよう、普段から余裕を持った過ごし方をしておくことが大切です。

また、この移行期には新しい人間関係に備えることも重要になります。水瓶座は「個」というテーマもあり、「個」と「個」が平等な関わり合いの中で共存していくことを目指しているため、自分の個性はもちろん、周りの人の個性も大切にすることで、お互いの存在を受け入れ共存しやすい世界になっていくのです。自分の良いところを探すように、周りの人の良いところもどんどん見つけていくと、これまでにない新しい形の人間関係が築かれていくでしょう。

惑星の移行期をサポートしてくれる宝石

今回のように、冥王星が水瓶座へ移行するような大切な移行期には、自分自身でも身を守ることように意識して過ごしましょう。この時期におすすめなのは、お守りがわりに身につけられるジュエリーです。
もともと守護や魔除けのためにも活用されていた宝石は、世界各地にて「お守り」という意味合いのアミュレットを身につけたり、贈り物にしたりという歴史がありました。
(アミュレットとは、ラテン語のアムレートゥムが語源で、「守護」や「加護」という意味があります)
この移行期に起こる変動に備えて、アミュレットに守ってもらうこともおすすめです。

こちらのフープピアスは、円環の力が作用しているといわれており、全てが丸く収まる、人と人の絆を深めるなどの意味合いを持っています。7つの宝石が、争いやいざこざから持ち主を優しく守ってくれるでしょう。
惑星の移行時期のお守りとして、また大切な人を守るための贈り物としてもおすすめです。
日常使いにも、フォーマルシーンにも合わせやすいデザインになっています。
K18WG アミュレット フープピアス

まとめ

ホロスコープの見地から見ると、冥王星の移行はとても大きなイベントです。社会背景を築く要因となる冥王星の移動によって、さまざまなことが揺さぶられることになるかもしれませんが、この時期に生きている人たちは、様々な変化やアセンション(次元上昇)を目的として生まれていているといわれています。驚くような出来事も受け入れて進んでいく力があるからこそ今を生きているのだと再意識して、これからの時を過ごしていきましょう。
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