体力を持て余している子ども達のパワーを発散する場所として最も手軽な場所は公園です。暑かろうと寒かろうと関係ないところが恐ろしいですよね。気軽に行けるのが公園の良いところですが、近所の親子と出会う確率が高く、意外にもおしゃれに気を使います。今回はそんなママのために公園コーデで押さえておきたい3つのポイントをご紹介します。

1.子どもの年齢に合わせたコーデ選び

1つ目のポイントは、お子さんの年齢に合わせてコーデを選ぶことです。「子ども」と言っても0歳〜小学生と幅広く、成長段階によって公園での過ごし方も大きく異なります。お子さんとどのように公園を楽しみたいのかを踏まえてコーデを選ぶとストレスなく過ごせますよ。

乳児0〜2歳

ヨチヨチ歩きを始めると公園に遊びに行く頻度がぐっと増えます。いわゆる乳児期はまだ動きが安定しないので、とっさに動けるような服装がオススメです。また、転ぶ回数も多く砂遊びも大好きな年頃なので砂まみれの我が子を抱っこすることも想定しておきましょう。小物は日除けの帽子をメインにし、ぶつかってもお友達を傷付けないシンプルなアクセサリーなど最小限にすると安心です。

幼児3〜5歳

乳児期に比べて活動量が増える幼児期。自分でできることも増えますが、まだまだ親と一緒に遊びたいというかわいい時期です。簡単なアスレチックもやりたがるようになるので、できるだけ対応できる服装を心がけましょう。おむつを卒業すると荷物もぐっと減ります。大きなマザーズバッグから好みのバッグにシフトチェンジしておしゃれを楽しみましょう。

小学生

一緒に遊ぶ時期から見守る時期に移行します。おしゃれに制限がなくなることから子どもの成長を感じられますね。ただし、見守るということは「子どもを助ける」可能性があるとも言えます。露出の多い服やヒールの高い靴、ジャラジャラとしたアクセサリーは公園コーデとしては相応しくありません。そういった服装は子どもと離れる場面で楽しんで下さい。

2.季節に合わせたアイテム選び

2つ目のポイントはアイテム選びにあります。公園では長い時間屋外にいることになります。季節に合わせたアイテムを活用することで体調不良を予防するだけではなく、おしゃれ度もアップして外に出るのが楽しくなります。
帽子
ママの公園コーデに季節問わず無くてはならないのが帽子です。紫外線から顔を守るためにも忘れずにかぶりましょう。日傘という手もありますが、手が塞がっていると咄嗟の場面で不便なので帽子をおすすめします。キャップやバケットハットのようにカジュアルなものから、つばの広いエレガントなものもあるので服装に合わせて使い分ける楽しみもありますよ。

UVカットの羽織り

帽子と同じく紫外線対策としてUVカットの羽織りも一着あると便利です。夏場に長袖は暑いんじゃないの?と思われがちですが、最近では冷感素材のものも増えて暑い日も快適に着られるようになっています。また、長袖だと虫除けにもなり一石二鳥です。

防寒グッズ

冬の寒さは夏の暑さよりも心身にダメージを与えます。公園に出かける際は手袋や帽子、マフラーといったアイテムはもちろんですがカイロも忘れないようにしましょう。体調を崩しやすい季節だからこそ、万全な対策が重要です。
ただし、マフラーや紐付きの手袋や帽子は事故に繋がりますので遊ぶ時には身に付けさせないようにしましょう。

冷感グッズ

近年、猛暑が続いて夏場の外出もままならなくなっています。とはいえ、公園で遊びたいというお子さんの欲求を全て聞かないわけにはいきません。午前中の早い時間や夕方を選んで、少しでも熱中症のリスクを下げましょう。合わせて活用したいのが冷感グッズです。小型の扇風機や首元を冷やすグッズはママもお子さんも使えておすすめです。

3.NGな公園コーデ

3つ目のポイントは公園で避けるべき服装を知っておくことです。たかが公園といえど、ママとして訪れるのであれば意識的にコーディネートを考える必要があります。ここでは、最低限気をつけるべきポイントをご紹介します。

ヒールの高い靴

颯爽とヒールで歩く姿は美しいですが、ママの公園コーデとしてはNGです。公園に限らず、子どもと一緒の外出時は避けた方が良いでしょう。抱っこをせがまれたり、急に走り出すお子さんを追いかける時にヒールの高い靴を履いていると、お子さんも自分も怪我をする可能性があり危険です。また、意外と見落としがちですが公園はコンクリートで舗装された場所ばかりではありません。少しでもぬかるんでいると滑りやすいですし、ヒールが地面に刺さって足を取られて転倒なんて笑えないですよね。

露出度の高い服

胸元の大きく開いた服やミニスカートは同性が見てもドキッとしてしまいます。ドキッとするだけなら良いですが、下着が見えてしまったりすると着ている本人が気にしなくても見ている方は気になるものです。不快に思う人もいるでしょう。ましてや老若男女が利用する公園という公共の場では、他人への気遣いができていない人として周りの目に映ってしまいます。子どもの友人関係に影響が出ることも有り得ます。
また、防犯面でも露出度の高い服はオススメできません。子どもを守るべき立場のママが変質者を自ら招くようなことや、子どもが見た目だけを真似して変質者の標的になるような事態は避けなければなりませんよね。最近ではスカート単体では着せないと徹底している家庭もあります。子ども達を守るためにも露出度の高い服は公園コーデでは選ばないようにしましょう。

公園に出かけるとなると、ついつい動きやすさを重視して無難な格好になりがちです。でも、せっかく出かけるのなら自分もおしゃれして気分を上げたいですよね。幅広い世代が利用する公園だからこそのマナーを守りつつ、我が子が自慢したくなるようなママを目指しましょう。

本稿は無断転載禁止です。ヴィサージュジャパン 株式会社