1.天然オパール

(1)筋状組織
  10倍のルーペで斑(ふ)を観察します。ほとんどの天然オパールでは筋状組織が見られます。
(2)インクルージョン

裏側から光を採り入れます。光が透過しにくい場合は、ペンライトを裏側から当てます。ほとんどの天然オパールではインクルージョン(内包物、異物)が見られます。

2.合成オパール

(1)リザード・スキン

ギルソン社(フランス)のオパールでは、斑をルーペで観察しますとリザード・スキン(トカゲ肌)が見られます。通常、この合成オパールは厚さが薄いです。

(2)縦状組織

京セラ社(日本)のオパールでは、側面から観察しますと縦状組織が見られます。この合成オパールは厚さが厚いです。

3.コンポジット・オパール(複合オパール)

(1)ダブレット(双子)

薄い天然オパールまたは合成オパールとガラスなどを貼り合わせたものです。側面から観察すると、1本の黒い線が見られます。右図参照。

(2)トリプレット(三つ子)

薄い天然オパールまたは合成オパールと2枚のガラスなどを貼り合わせたものです。側面から観察すると、2本の黒い線が見られます。右図参照。
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