京都の世界遺産「上賀茂神社」で行われた、フタバアオイの奉納式に参加させていただきました。フタバアオイ(双葉葵)は、京都三大祭のひとつ「葵祭」に欠かせない神聖な植物であり、当店のオリジナルブランド「心葉(こころば)」の名前のルーツでもあります。今回は奉納式当日の様子とともに、上賀茂神社とはどんな神社か、フタバアオイと葵祭の深い関わり、「神様に逢える」と伝わる葵の意味、そして心葉ブランドが取り組む葵の育成プロジェクトについてご紹介します。
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上賀茂神社とは|京都最古級の世界遺産
上賀茂神社(正式名称:賀茂別雷神社/かもわけいかづちじんじゃ)は、京都でも最古級の歴史を持つ神社で、ユネスコ世界遺産「古都京都の文化財」の構成資産のひとつです。御祭神は賀茂別雷大神(かもわけいかづちのおおかみ)。雷の御神威により厄を祓う「厄除明神」として、広く信仰を集めています。
境内には国宝の本殿・権殿をはじめ多くの文化財が残り、白い砂を円錐形に盛った「立砂(たてずな)」は、神様が降臨したと伝わる神山(こうやま)を模したもの。清らかな小川が流れる広い境内は、京都市街にありながら凛とした空気に包まれています。
そして上賀茂神社の御神紋こそが「双葉葵(フタバアオイ)」。下鴨神社(賀茂御祖神社)とともに「賀茂社」と総称され、両社の例祭こそが、京都三大祭のひとつに数えられる「葵祭」です。
フタバアオイ(双葉葵)とは|「神様に逢える」と伝わる葉
フタバアオイは、茎の先にハート形の葉を2枚、向かい合わせにつける可憐な植物です。春には葉の陰に隠れるように小さな花をひっそりと咲かせます。
「あおい」は「逢ふ日(あうひ)」に通じることから、古来「神様に逢える草」として神聖視されてきました。ハート形の葉はそのまま「心」の形にも重なり、縁結びのシンボルともされています。上賀茂神社・下鴨神社のご神紋であるほか、徳川家の「三つ葉葵」の家紋も、この双葉葵がモデルになったといわれています。
大切な人との良縁を願うモチーフとして、ジュエリーとの相性も抜群。当店の心葉ブランドがフタバアオイをモチーフに選んでいるのも、この「逢える」「結ばれる」という縁起のよさに由来しています。
葵祭とフタバアオイの深い関わり
毎年5月15日に行われる葵祭(賀茂祭)は、祇園祭・時代祭と並ぶ京都三大祭のひとつで、約1500年の歴史を持つと伝えられる日本最古級の祭礼です。平安装束をまとった行列が京都御所から下鴨神社、上賀茂神社へと都大路を進む「路頭の儀」は、平安絵巻そのもの。
この祭りが「葵祭」と呼ばれるのは、勅使や女人列の装束、牛車にいたるまで、行列のすべてがフタバアオイの葉で飾られるから。祭りの名前そのものが、この小さなハート形の植物に由来しているのです。
しかし近年、自生するフタバアオイは減少しているといわれています。約1500年続く葵祭の伝統を未来へつなぐためにも、葵を育て、神社へお還しする取り組みが大切になっています。
フタバアオイ奉納式の様子|体験レポート
奉納式が行われたのは、新緑がまぶしいゴールデンウィークの上賀茂神社。当時の門川京都市長もお見えになり、厳かな雰囲気のなかで式が始まりました。
大切に育てられたフタバアオイの鉢が神前に供えられ、葵祭への祈りとともに奉納されていきます。ハート形の小さな葉が連なる光景は、とても清々しく心に残るものでした。境内を渡る風に、青々とした葵の葉が揺れる——「葵の森」がよみがえる未来を思い描いた一日でした。
こうした取り組みは、京都の伝統文化の継承に寄与することを目的として、京都市の「京の生きもの・文化協働再生プロジェクト」第15号の認定をいただいています。
ブランド「心葉」と葵の育成プロジェクト
当店のオリジナルブランド「心葉(こころば)」は、京都三大祭のひとつ「葵祭」からその名前を付けさせていただきました。名前のルーツであるフタバアオイの育成に取り組み、育てた葵を上賀茂神社へ奉納しています。
ハート形のフタバアオイをモチーフにした心葉のジュエリーは、「神様に逢える」という言い伝えにあやかった縁起のよい贈り物として、結婚記念日や大切な節目のお祝いにもお選びいただいています。上賀茂神社に「葵の森」がよみがえりますように——そんな願いを込めて、これからも取り組みを続けてまいります。
心葉(こころば)|フタバアオイモチーフのジュエリーブランド
葵祭に名前を由来する、ジュエリーローラのオリジナルブランド。「神様に逢える」と伝わるハート形の葵をモチーフにした、縁起のよいジュエリーをお届けします。
フタバアオイにまつわるよくある質問
Q. 双葉葵と三つ葉葵は違うもの?
自然のフタバアオイの葉は2枚一対です。徳川家の家紋「三つ葉葵」は、双葉葵をもとに葉を3枚に意匠化したデザインといわれており、実在の植物としての「三つ葉の葵」があるわけではありません。
Q. フタバアオイはどこで見られますか?
上賀茂神社や下鴨神社の境内で大切に育てられているほか、葵祭の時期(5月)には行列の装束や牛車を飾る姿が見られます。山地の木陰に自生する植物ですが、近年は自生地が減少しているといわれています。
Q. 葵モチーフのジュエリーにはどんな意味がありますか?
「神様に逢える」「良縁に恵まれる」という言い伝えから、縁結びや人とのつながりを願うお守りとして親しまれています。ハート形の葉は「心」の象徴でもあり、大切な人への贈り物にぴったりのモチーフです。
まとめ|葵に込めた、京都の伝統への想い
世界遺産・上賀茂神社でのフタバアオイ奉納式の様子と、「神様に逢える」と伝わる双葉葵の意味、葵祭との関わり、そして心葉ブランドの取り組みをご紹介しました。京都の初夏を彩る葵祭に思いを馳せながら、ハート形の葵モチーフを身につけてみてはいかがでしょうか。
葵×馬蹄モチーフのネックレスは結婚20年目「磁器婚式」の記事でもご紹介しています。京都の社寺がお好きな方は二条城と神泉苑の記事もどうぞ。

