原石を美しく変貌させるカット・スタイル

原石を美しい宝石に仕上げるには、原石をカット(切断、研磨)する必要があります。宝石のカット・スタイル(カット様式)は、いくつかの基本的なスタイルとその基本を展開させた多数のカット・スタイルがあります。
カット・スタイルは二つに分けて考える必要があります。それは次の通りです。

カット・スタイル

  • シェイプ(外形形状、上から見た形状)
  • タイプ(表面形態、ファセットの形、組み合わせ)

シェイプとは上から見たときの形状を言います。例えば、丸い形であれば、ラウンド(丸、円)と表現します。正方形であれば、スクエア(正方形)と言います。
タイプとはファセット(研磨面)の形、組み合わせを言います。例えば、ほとんどのダイヤモンドに使われているカット・スタイルに「ラウンド・ブリリアント・カット」があります。ラウンドは丸い形状です。ブリリアントは輝きを意味し、ファセットは、通常、58面あります。ダイヤモンドを最も美しく輝かせるカット・スタイルと言われています。

上から見たカタチのシェイプ

次に図を使って、カット・スタイルを説明します。先ず、シェイプです。

ラウンド(丸、円)
オーバル(楕円)
スクエア(正方形)
トリリアント(三角形)

表面のカタチであるタイプ

そして、タイプには基本的に三種類あります。ブリリアントとステップ、カボッションです。下図の上段は正面図(上から見た図)、下段は側面図(横から見た図)です。

ブリリアント
ステップ
カボッション
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