京都市内を走る嵐電(らんでん)は、京都の町並みをのんびり走りながら観光ができる路面電車です。嵐電の嵐山本線、四条大宮駅は、京の都の華やかさが残る大宮大路と四条大路に当たる場所で、古くから栄えた場所でした。
四条大宮から歩いて7分ほど行くと、幕末の志士である新撰組屯所があった壬生寺があります。壬生寺は、平安時代に建立された1,000年の歴史を持つ寺院で、新撰組の慰霊塔が祀られていることから新撰組ファンの参拝が後を絶ちません。
今回は、多くの人たちから愛される新撰組の歴史とともに、壬生寺の歴史や見どころについて迫ってみましょう。

壬生寺の歴史

新撰組ゆかりの壬生寺は、1,000年以上の歴史がある由緒正しきお寺。京都御所から見て裏鬼門の場所に位置しており、厄除けのお寺として人々から信仰されています。
壬生寺は京都の中でも珍しい中国の律宗のお寺で、平安時代初期に三井寺の僧侶である快賢(かいけん)によって開かれ、白河天皇の厚い信仰を受けていました。壬生寺で毎年2月に行われる節分会(せつぶんえ)は、白河天皇の発案により始まったものです。
壬生寺の節分絵の厄払いは、素焼きの炮烙(ほうらく)に、名前・年齢・願いごとなどを墨で書いて奉納し、4月に行われる壬生狂言で割られるというとても独特なものです。

壬生寺と新撰組

中国から伝来した律宗ですが、平安時代の末期には一度衰退してしまいます。しかし、鎌倉時代半ばに円覚上人によって再興されます。
そこから時は流れ、江戸の幕末時代になると、壬生寺は新撰組の屯所となり、隊員たちの訓練場として使われるようになりました。
壬生寺を語るにあたって、新撰組の存在は非常に大きいです。もともとは「壬生浪士組」として始まった剣士達は、やがて京都の治安を守るための「新撰組」となり、警察部隊として活躍しました。
実は「新撰組」としての活躍は、大政奉還までの4年間だけ。しかし、新撰組は今でも多くの人達に愛される、数多くの歴史を生み出すのです。

壬生寺にある「壬生塚」(みぶづか)には新撰組隊士7名の慰霊塔が祀られています。壬生塚の近くには、新撰組局長だった近藤勇の胸像や、芹沢鴨、平山五郎のお墓が。そして、壬生寺の北隣には新撰組屯所遺跡があり、奥へ進むと、芹沢鴨の暗殺が行われた八木邸も佇んでいます。壬生寺とその周辺は、新撰組の歴史が濃く詰まっており、新撰組ファンの人たちにとってはまさに聖地のような場所なのですね。

壬生寺の境内にある阿弥陀堂ではお守りなどが販売されているのですが、新撰組オリジナルのマスキングテープも販売されています。
新撰組カラーと、近藤勇、土方歳三、沖田総司の絵が描かれたデザインがセットになっており、新撰組ファンなら是非とも入手したいアイテムです。

壬生寺のお地蔵さんのご利益は?

壬生寺を歩いていると、たくさんのお地蔵さんが目に入ります。中でも有名なのが「夜泣き地蔵」と「水かけ地蔵」です。
夜泣き地蔵は、夜泣きをする幼児の夜泣き防止のために効果があると言われており、夜泣きで大変な思いをしている親御さんたちが多く訪れています。
水かけ地蔵は、「お地蔵さんに水をかけると願い事が叶う」と言われている地蔵で、参拝者の願いを一つだけ叶えてくれるそう。
壬生寺にお出かけの際は、壬生塚とともにお地蔵さんにもお参りしてくださいね。

重要無形民俗文化財に指定された「壬生狂言」

壬生狂言(壬生大念佛狂言)は、700年以上の歴史を持つ京都三大念仏狂言の一つです。壬生狂言は、鎌倉時代に円覚上人が壬生寺を再興した際に、身振り手振りを使って仏教を広めようと行った「融通念仏」がルーツになっています。

壬生狂言は、鐘や太鼓、笛などのお囃子に合わせて、身振り手振りだけで演じられる狂言で、重要民俗文化財に指定されています。
毎年4月と10月の2回だけしか見ることができないため、非常に貴重な芸術です。新撰組の隊士である近藤勇も、この壬生狂言を見学したことがあると言い伝えられており、壬生寺の歴史を感じさせてくれます。。

新撰組カラーのジュエリーをつけて壬生寺へお参りしよう

壬生寺にお出かけの時におすすめなのが、新撰組カラーのジュエリーです。鮮やかな水色が輝くブルートパーズが入ったジュエリーを身につけて、壬生寺にお出かけしましょう。

こちらのピアスは、ブルートパーズとアクアマリンとパールの組み合わせで、まさに新撰組カラーになっています。
トパーズは、希望の象徴である宝石として古くから言い伝えられています。トパーズの石言葉は、「潔白」と「友情」。熱い想いと信頼でつながれていた新撰組の隊士たちに祈りを捧げるのにぴったりです。
アクアマリンは、大いなる癒しを与えてくれる宝石。石言葉は「平和」、今の時代に最も必要なワードですよね。
パールは、健やかな体と浄化、痛みや悲しみを乗り越えるサポートをしてくれると云われるジュエリー。ブルートパーズやアクアマリンとの組み合わせで、まさに新撰組カラーの出来上がりです。
このマルチカラーのピアスを身につけて、彼らとともにこれから先の平和な日々を願ってみてはいかがでしょうか。

K18WG 淡水パール&ブルートパーズ&アクアマリン ピアス

こちらのピアスは、ターコイズ・ブルートパーズ・ホワイトトパーズが3石入っており、ブルー系の美しい色合いが顔映りを華やかにしてくれます。
ターコイズは、人からプレゼントされると幸せになると言われる宝石なので、奥様や彼女と一緒に壬生寺に行く予定があるのであれば、プレゼントに最適ですよ。
優しい光が輝くホワイトトパーズは、心と体の浄化をしてくれると云われる宝石。持ち主の疲れを癒し、純粋な心を輝かせてくれますよ。

K18WG ターコイズ&ブルートパーズ&ホワイトトパーズ ピアス

まとめ

京都の嵐電で巡る旅、四条大宮から新撰組ゆかりのお寺である壬生寺をご紹介しました。
新撰組の若き隊士たちが活躍した壬生寺は、新撰組が好きな方は一度は訪れておきたい場所です。
池田屋事件があった7月16日には、毎年「新選組隊士等慰霊供養祭」が行われており、多くの人が手を合わせにやって来ます。例年は法要のあと、近藤勇の流派である天然理心流による剣技も奉納されるのですが、新型コロナウィルス感染防止のために2020年、2021年ともに中止となりました。
新撰組の隊士たちに心を寄せながら、早く世の中が平安無事になるように願いたいですね。

◆壬生寺
住所:京都市中京区壬生梛ノ宮町31
拝観時間:8:30〜16:30
電話:075-841-3381

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