12月に入ると街中のいたるところがクリスマスの雰囲気に包まれます。クリスマスツリーなどのディスプレイで賑わうほか、夜になるとイルミネーションでライトアップ。クリスマスソングがどこからともなく聞こえてきて、その様子になんだかワクワクするのは子どもだけではありませんよね。絵本にもクリスマス気分を盛り上げるような、サンタクロースが登場するステキなものがたくさんあります。子どもだけのものにするのはもったいない!大人だってクリスマスは大好き!
今回は2冊のクリスマス絵本をご紹介するとともに、12月におすすめのサンタカラーで気分が上がる赤×白ジュエリーも併せてお伝えしたいと思います。

サンタクロースって何??

サンタクロースと聞いてピンとこない人はいないでしょう。言わずと知れたクリスマスイブの夜、世界中の子どもたちにプレゼントを配るおじいさんですよね。少しふくよかな体型で豊かな白髭をたくわえ、白いボアの付いた赤いコートを着ている。そしてなぜかナイトキャップ…と、その風貌をスッと思い描くことができるでしょう。世界中で誰もが知っている、ひょっとすると世界一有名なおじいさんかもしれません。でも改めてサンタクロースの定義について考えてみると実は曖昧だったりしませんか?
サンタクロースの発祥は、なんと4世紀ごろ。伝説が起源となっています。そこに各国の伝承やアレンジが少しずつ加わり、「煙突から部屋にやってくる」「8匹のトナカイが曳いたそりに乗っている」「大きな袋を背中に担いでいる」など、私たちの良く知るサンタクロースのイメージが出来上がりました。18世紀に発表された絵本が今の姿形のスタンダードになったようです。海を渡り、時を超え…世界中のアイデアの合作がサンタクロースなのです。

サンタクロースのすみか

それではサンタクロースは一体どこにいるのでしょうか。北欧諸国の北部に当たるラップランドと呼ばれる地方にある「コルヴァトゥントゥリ」という場所に住んでいます。山の中にある家で、トントゥというサンタクロースのお手伝いをする妖精と一緒に暮らしていると言われています。
普段会うことはできませんが、そこから少し離れたサンタクロース村に毎日やってきて、世界中の子どもたちから送られてくる手紙を読んでいるのだとか。サンタクロース村は北欧の人気観光地。多くの観光客が訪れます。それだけ世界各国から愛されている存在なのですね。

大人になっただからこそ今読みたいサンタ絵本

クリスマスをテーマにした絵本は世界中でたくさん出版されています。その中にはサンタクロースを主役にした絵本もいくつかあります。今回は最近日本で生まれたオススメサンタ絵本1冊と、半世紀前に生まれた世界傑作絵本から1冊をご紹介します。

谷口友則「おおきいサンタとちいさいサンタ」

あるところにとても大きなサンタととても小さなサンタがすんでいました。二人は特に交流もなく、毎年自分たちのプレゼントを待っている子どもたちにそれぞれ配っていました。ところがある年、おおきなサンタには届けようがないプレゼントと小さなサンタには届けようもないプレゼントの依頼が。そこで二人が取った方法は…?それぞれの個性を受け入れて活かす…それは私たち人間の日々の暮らしにもつながる優しい気持ちではないでしょうか。読了後優しくてほっこりとした気分に浸れる1冊です。

レイモンド・ブリッグズ「さむがりやのサンタ」

人間味あふれるサンタクロースのお話。世界中の子どもたちにプレゼントを配って回るという夢一杯のその行動に、サンタさんってなんて素敵なおじいちゃんだろう…と想像しませんか?ところが、このサンタさん、まあいろいろと愚痴を言うのです。寒いだの大変だの。そこにはサンタさんにも心があって、それは私たちと何らかわりがないのだと気が付かされます。イギリス生まれの作者から生まれた同じく「スノーマン」という絵本も有名。寒い国で暮らしているからこそ冬の姿をリアルだけれど魅力的に切り取ることができるのかもしれませんね。

2冊とも、漠然と持っているサンタクロースのヒーロー感を上書きしてくれるようなストーリー。ヒーローにもいろいろな事情や感情があるというところに、より深く共感できるのではないでしょうか。

サンタカラーでテンション上げる!赤×白ジュエリーが似合う季節

K18YG ルビーハートピアス

ルビーとキュービックジルコニアをゴールドのウェーブラインでまとめたピアス。二本の曲線が合わさってハート型を作り出しているところもポイントです。ミックスならではの美しいデザイン性が女性らしく、クリスマスファッションを華やかに彩ります。サンタカラーで12月にピッタリの赤×白ジュエリーです。

まとめ

クリスマスを盛り上げてくれるサンタクロース。子どもの頃は年に一度会える日を楽しみにしていた人も多かったのではないでしょうか。最後にサンタクロースの気配を感じたのはいつ?大人になってすっかり忘れていた…なんて人にこそもう一度読んで欲しいサンタ絵本があります。今年のクリスマスはサンタカラーの赤×白ジュエリーを身に着け、久しぶりにサンタクロースに想いを馳せてみませんか?

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