カレンダーにある「先勝」（せんしょう、さきがち）とは、暦上の「六曜」の中の１つで、「何事も早めに取り掛かるとよい日」という意味があります。
ただ、「大安」、「仏滅」の意味は知っているけど「先勝」の意味はよくわからないという人も多いでしょう。
そこで今回は、「先勝」とは暦的には良い日なのか、また「先勝」の日はどのように過ごすとよいのかについてご紹介します。
Contents
「先勝」とはどんな日？
暦に記載されている「六曜」は、先勝、友引、先負、仏滅、大安、赤口の6種類あり、その日の運勢や吉凶を判断するときに使われています。「六曜ってよくわからない」という人でも「大安」が良い日であるということは世に広く知られていますよね。実は、「先勝」も吉日に数えられます。
もともと六曜は旧暦で用いられていたものなのですが、「先勝」とは旧暦の元旦のこと。先勝→友引→先負→仏滅→大安→赤口と順番に回り、旧暦の月がかわるとその月の1日にはどの六曜が来るかが決められているため、一度順番がリセットされます。そして、そこから新しいサイクルで六曜が巡るようになっているのです。
「先勝」の意味について
「先勝」とは、読んで字のごとく「先んずれば勝つ」ということで、「午前中に動くと吉」、「スピーディーに行動すると幸運が舞い込む」、「大事なことは午前中からスタートさせる」、「急な用事をこなすのにおすすめ」などの意味があると云われています。
「大安」はその日一日を通して縁起が良い日とされていますが、「先勝」は1日の時間帯によって「吉」となるか「凶」となるかが変わるため、行動する時間に注意することが大切です。
「先勝」と似た日として「先負」がありますが、こちらは「先んずれば負ける」という意味になるため、先勝とは真逆の意味合いになります。字面が似ているため、日を選ぶ際にはくれぐれも注意して下さいね。
「先勝」の日の過ごし方について
「先勝」の日は、「午前中など早い時間が吉」とされているため、大切な予定は朝のうちにすませることが大切です。ただ、「午前中となると、時間が短いな」と思ってしまいますよね。
しかし、ここでいう「午前中」の考え方は、一般的に14時までと考えられています。そのため、予定が押してしまい、お昼を過ぎてしまっても14時までなら大丈夫。「先勝」の日に大きな予定を入れなければならない場合、14時までを目安に終わるよう動くとよいでしょう。
また、先勝の日は、14時から18時までが午後にあたり、その時間帯は運気が低迷するといわれているため、14時以降は家で静かに過ごすことをおすすめします。その後、18時以降はまた運気が切り替わるため、行動を再開しても大丈夫です。
もし14時までにやり残した予定がある場合は、18時以降に再開させましょう。
「先勝」の日はどんなことをするのにおすすめ？
「先勝」の日は、引っ越しや車の納車日として選ばれることも多いです。また、勝負事にも良い日とされているので、商談や大きな買い物など、大切なことを決断する日にしてもよいでしょう。事業の独立を考えている人が開業届を出す日に選ぶことや、お店の開店日として選ばれることもあります。また、宝くじを購入する日としてもおすすめですので、購入を考えている場合は午前中にチャレンジするとよいでしょう。
他にも、「先勝」の日に大切な用事や先延ばしにしがちな予定を入れて、急いで終わらせるように動くことで運気アップにつながるともいわれています。
六曜で縁起を担ぐのであれば、「大安」だけにこだわらず「先勝」の日に大切な予定を組み込んでみるのもおすすめですよ。
「先勝」の日に入籍や結婚式をするのはおすすめ？
入籍や結婚式の日取りとして人気なのは、「大安」、「友引」というイメージがありますが、「先勝」も吉日ですので、もちろん入籍や結婚式など晴れの日の行事にも適しています。「大安」や「友引」が週末に重なると、どうしても結婚式の予約などが集中しがちですが、どうしても大安や友引の日に調整できない場合、先勝の日を選ぶカップルも多いです。
入籍予定の場合は、朝早めの時間に役所へ着くように動き、14時までには済ませてしまいましょう。
結婚式の場合は、午前中にスタートしても14時までに終わらないこともあるかもしれませんが、多くの結婚式場では「先勝の日も、14時までに挙式や披露宴がスタートしてしまえば問題ない」と考えられていますので、この点については安心ですね。
また、結婚式の招待状をポストに投函する日に「先勝」を選ぶことや、マリッジリングを購入する日として選ぶ場合も多いです。この時も、もちろん午前中に行動を起こしてくださいね。
マリッジリングを選ぶときは、実際に店舗に出向くと時間が気になってしまいますが、ジュエリーローラのマリッジリングは、自宅でじっくり選ぶことができるので安心です。人と被らないマリッジリングを探しているカップルにもおすすめですよ。
結婚指輪 Perto DeTi プラチナウェーブ（くぼみ）マリッジリング
「先勝」の日の運気をさらによくするためには
「先勝」の運気をもっとアップさせたい！と願うときは、ガーネットの宝石を身に着けてお守り代わりにするのもおすすめです。
ガーネットは、「ノアの箱舟」の物語にも登場する歴史の古い宝石で、持ち主にポジティブなパワーを授けてくれる宝石として知られています。
また、ガーネットは「実りの象徴」ともいわれており、目標達成をサポートしてくれるパワーストーンとしてもおすすめです。
ここ一番の大勝負のときのお守りとしても最適ですので、先勝の日のさらなる運気アップを願って身に着けてみましょう。
ガーネットの赤い輝きから情熱が感じられ、これから進む道をしっかりと照らしてくれますよ。
K18YG ガーネット 1月の誕生石 ネックレス
まとめ
六曜の中の「先勝」の日の意味や、「先勝」の過ごし方についてご紹介しました。
「スピーディーに動くことが吉」とされる「先勝」の日は、早め早めの行動をすることが大切です。午前中から14時までを目安に、テキパキ動くことを心がけましょう。
また、「先勝」の日は吉日にも数えられるため、結婚式や入籍の日にもおすすめです。日取りを決める際は、「大安」や「友引」の日に加えて「先勝」の日もしっかりチェックしておくことをおすすめします。