毎年12月の22日頃にやってくる冬至は、北半球に住む人たちにとって1年で1番日が短い日であり、1番夜が長い日でもあります。この冬至の日はスピリチュアルな意味合いから見ると「切り替わりのタイミング」にあたる日です。その年1年の振り返りをしながら新しい年への準備を進めていきましょう。

そこで今回は、冬至のスピリチュアル的な意味合いと、おすすめの12月の過ごし方についてご紹介します。

スピリチュアル視点から見た冬至とは?

二十四節気の一つである冬至は、スピリチュアルの視点から見ると、「陰」のエネルギーが濃くなるとも言われています。
これは、すべてのものは陰陽のエネルギーに分かれているという陰陽道の考え方に基づいたものです。
太陽が出ている時間が一番長くなる夏至の日に「陽」のエネルギーが極まり、太陽が出ている時間が一番短くなる冬至の日は「陰」のエネルギーが一番極まると言われます。そして、「陰」のエネルギーから「陽」のエネルギーに切り替わるタイミングでもあり、冬至の日から夏至の日まで「陽」のエネルギーがだんだんと増えていくのです。

陰陽、それぞれのエネルギーとは?

夏至のエネルギーと、冬至のエネルギーは、ざっくり言うと次のように分けられます。

夏至
・「陽」のエネルギー
・内側から外側へ向かうエネルギー
・アクティブになり広がりを感じていく
・自分の夢や目標を達成する力を高める

冬至

・「陰」のエネルギー
・外側から内側へ向かうエネルギー
・心の内側をじっくりと見つめる時間
・次のステージへの準備期間。種まきの時期

「陰」のエネルギーは心の内側に向かうエネルギー、「陽」のエネルギーは外側へ向かうエネルギーと考えられます。夏は外へ遊びに行きたくなる人も多く活動的になりますが、冬は家にこもって楽しく過ごすという人が多くなるというのも、この陰陽の考え方からすれば理にかなっているのです。

エネルギーサイクルの仕組み

夏至~冬至~夏至というサイクルは、次のようになっています。

夏至(「陽」のエネルギーはマックス!)

冬至に向けて内省する準備をしていく

冬至(研ぎ澄まされた心で、不要なものを手放し本当に必要なものを見極める)

夏至に向けて熱い思いを育て、夢の実現に向けてエネルギーを貯めていく

冬至に向けての準備をする

冬至

このエネルギーサイクルは、自分自身はもちろん、宇宙の摂理としておこっており、すべてのものと同調しながら進んでいると考えられています。
つまり、自分の心の内側で、陰陽のエネルギーの流れに沿って生きるようになると、自分の周囲にもその意識が同調するようになるため、とても過ごしやすくなるように感じられるのです。

マクロとミクロの視点のように、自分の中で起こることは、世の中でも起こっているということを意識しながら、自分の中からエネルギー調整をしていきましょう。

冬至に向かう12月の過ごし方

冬至に向かって「陰」のエネルギーが満ちていく12月は、心の内側に向かう意識を最大限に活用できるタイミングでもあります。
この時期におすすめの過ごし方についてご紹介していきます。

1年の振り返りで過去の感情を見つめる

日本での冬至の時期は、ちょうど年の瀬でもあることから、1年の振り返りをするのにも最適な時期になっています。
このタイミングで、自分の心の中に眠ったままの思いや、心の奥底で忘れてしまった悲しみや怒り、やるせない思いをゆっくり思い出しながら、心の整理をしていきましょう。

この時、ポイントとしては、「自分を否定することや責めることをしない」ということです。心の内側を見つめながら「こんなことがあったなあ」とスライドショーを見ているような感じ俯瞰していきましょう。その時に、改めて気づいたことを、「今の自分ならどうするか」と言う視点から考えていくことで、心の癒しや次へのステップにつなげることができるのです。

心の断捨離をする

自分に向き合う時間をとっていくと、本当に必要なものなのか、不要なものなのかの見極めがしやすくなります。新しい年以降、今後の人生で本当に必要なものなのか、しっかり見極めながら心の断捨離をしましょう。
人への思い、今の自分への思い、数々の不安や不満、そんな思いを手放すことも、振り返りの作業の中で大事なことです。
しっかりと心の断捨離ができると、さらに必要な人との出会いや出来事が引き寄せられやすくなります。この際、不要なものは綺麗に手放して身軽になって新しい年に向かいましょう。

「陽」のエネルギーへ備える土台づくり

冬至に向けて「陰」のエネルギーが満ちていく12月は、心が研ぎ澄まされていく時期でもあるため、いつもは気にならないことでも敏感になってしまい、怒りや悲しみが出やすくなることがあります。
これは、「陰」のエネルギーが強くなることで、今まで溜め込んできた怒りや悲しみが浮き出てきやすくなり、「心の闇」となってしまっている部分に光があたって昇華されようとしているからです。この時期は無理に感情を抑えず、スムーズに感情が出やすくなるように促してあげましょう。
悲しみや怒りのエネルギーは、きちんと向き合うことでクリエイティブなエネルギーに変換されます。
冬至以降の「陽」のエネルギーは、自己実現のための後押しをしてくれるエネルギーでもあるため、「陰」のエネルギーを十分に活用して、まっさらな土台を作っておきましょう。

心の内側に向き合うときにおすすめの宝石

自分の内面と向き合う時には、宝石のサポートを受けるのもおすすめです。宝石は鉱物ですが、地球に古くから存在しており、非常にエネルギッシュな波動を放っています。
中でもトルマリンは、「電気石」とも呼ばれ、マイナスイオンを発する宝石としても有名です。トルマリンはヒーリングストーンとしても優れているため、冬至の日のサポートクリスタルとして、忘れていた悲しみや怒りの感情を優しく癒してくれるでしょう。

ジュエリーローラのオリジナルブランド「心葉」では、ピンクトルマリンとシトリンのネックレスが販売されています。

ピンクトルマリンの癒し効果とともに、冬至や夏至に関係する太陽のエネルギーが感じられるシトリンが胸元でしっかりサポートしてくれながら輝きを放ってくれるでしょう。
心葉 ピンクトルマリン×シトリン クローバーネックレス

まとめ

冬至の日に向けての過ごし方や、陰陽の気の流れについてご紹介しました。12月は、冬至のエネルギーの切り替えに向けて、これまで溜め込んできた感情を整理していくのに最適な時期です。「陽」のエネルギーを浴びながら新しい年に向かうためにも、12月に入ったらしっかりと自分の内側と向き合い、心の断捨離をして、新しい土台を作っておきましょう。

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