アメリカの次世代スター、ビリー・アイリッシュ。周りに流されない「自分がそのときに心地よいと感じる格好が重要」というファッション感が、彼女の魅力の一つです。

しっかりと芯を持ちつつ、時に弱さを見せる彼女の姿が、特に1990年代中盤以降に生まれたいわゆる「Z世代」から絶大な支持を得ています。

「いつも周りの目ばかりを気にしてしまう」
「洋服をやアクセサリーを買うとき、自分の趣向より他人の意見が気になる」

そう感じてしまうこと、誰しもあるのではないでしょうか?

この記事ではビリーのモットーを参考に、自分の感覚を尊重し「自己肯定感をアップ」する方法を紹介します。彼女のように自分のセンスを活かした装いをすることで、だんだんと自身の感性を信じて生活していけるようになるはずです!

そもそもビリー・アイリッシュとは誰?

彼女の名前を頻繁に見るようになりましたが「実は何をしている人なのか知らない…」という人もいるはず。ご安心ください、そんな方のために彼女の来歴をまとめました。

どのような来歴?

ビリー・アイリッシュは2001年12月生まれ、アメリカ出身のシンガーソングライターです。両親の意向で兄のフィニアスと一緒にホームスクーリング(学校ではなく家庭に拠点をおいて学習すること)で成長しました。

2015年に弱冠13歳で兄との楽曲をクラウドで公表するや否や、すぐに才能が人々の目に留まり、瞬く間にその名が知られました。

「ささやく」ような美しいハスキーボイス、またフィニアスと共同作業で作るキャッチーな歌詞や曲が魅力。あの「フー・ファイターズ」のリードシンガー、デイヴ・グロールを始め、多くの著名人もビリーたちの音楽を賞賛しています。2020年のグラミー賞では主要4部門を独占、女性初、そして史上最年少ということで話題になりました。

ちなみに兄のフィニアスとは2022年現在も「親友」と呼ぶほど仲が良く、共同で楽曲の制作を続けています。

なぜ有名なの?

美しい歌声と、一度聴いたら忘れられないメロディーもそうですが、従来の「ジャンル」といった型にはまらない音楽やファッションも特徴。そしてビリーの「歯に衣着せぬ」オピニオンリーダー的な発音などが注目を集め、特に彼女と同じZ世代から支持されています。

ビリー・アイリッシュと007

ジェームズ・ボンドというメインキャラクターでも知られる、映画「007(ダブルオー・セブン)」シリーズ。2021年公開の『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』の主題歌をビリーが担当し、史上最年少の主題歌担当ということもあり話題となりました。これをきっかけにビリーを知った、という方も多いのではないでしょうか。

ビリー・アイリッシュの服

彼女と切ってもきれないのが、その独特なファッションです。

体のラインが一切出ない独特のスタイル

従来の「女性シンガーはこういう服装をするべき」という固定概念とは正反対をいく、ダボダボの「オーバーサイズの服」に「スニーカー」というのがビリーのトレードマークです。

いわゆる「レッドカーペット」上の公の場でも全く身体のラインが出ないブランドの服に身を包むビリー。未だかつて見たことが無いスタイルに、各雑誌もこぞって彼女のファッションを取り上げています。

「評価されたくない」という理由

以前ビリーはオーバーサイズの洋服を着る理由について「着たいものを着てるだけ」と語っています。ただ、同時に「自分の身体のプライバシーを守るため」だとも発言しています。そうすることで「ボディシェイミング」(人の見た目に意見したり批判すること)から身を守っていたとのこと。

ただ今度は逆に、自身のように「身体のラインが出ない洋服を着ていない女性」に対する批判が上がってしまいました。それに対しビリーは「どんな装いも自分が好きなら、それでいいはずだ」と声をあげています。

ビリー・アイリッシュのイギリス版Vogueの表紙が話題に

身体のラインが出ない装いが特徴だったビリー。ところが2021年にイギリスのVougue誌上で、身体のラインを強調したコルセットに身を包んだ姿を披露し騒然となりました。

「露出は嫌いじゃなかったの!?」とビックリしたファンが続出しましたが、実は彼女のスタンス自体は一貫しています。「自身が着たいと思う服を、着たい時に着るべき」で、他人がどう意見しようと自身の気持ちが尊重されるべきだ、という考えです。

ビリーのInstagramも炎上の的に

Vougueを含め、Instagramも少しでもボディラインがわかる写真があると炎上。絶えずボディシェイミングの対象になるビリーですが「人を見た目で評価するべきではない」という意見を、動画などを作成して訴えています。

どうして今までの路線を変えたの?

イギリス版Vogueで全く違った路線を披露してからというもの、ビリーは従来の「ダボダボ」一辺倒の服装に加えて、ボディラインを主張する装いもみせるようになっています。

装いの変化が教えてくれること

彼女のメッセージは以前から全く変わっておらず「自分が好きな格好であれば、他人がそれを嫌いであろうとどうでもいい」なのです。数多くの批判を受けながら、それでも信念を曲げないビリー。

ビリーが人を魅了して止まないのは「自分の価値を決めるのは自分自身で、他人ではないんだよ」という力強いメッセージを、彼女自身が体現しているからではないでしょうか。

普段装いを考える時に「周りはどう思うだろう?」や「異性の反応は?」と気にしてしまいがちです。そんなとき、ビリーの「世の中の批判に屈しない姿勢」を思い出せば、自分が本当に好きなものを尊重する勇気をもらえるはず。

ビリー・アイリッシュのアクセサリー

ビリーはゴールド派かシルバーはか、という選択肢は断然シルバー派。彼女の装いは基本的にシルバー系のネックレスの大量な重ね付け!そして公の場での装いも、長いネイルにシルバー系のリングをいくつも重ね付けするのがビリー流です。

以前はチャンキーチェーンのネックレスを、インタビューやライブなどの場面で頻繁に着用していました。最近では、少し華奢なシルバー系のアクセサリーも目にするようになったものの「重ね付け」スタイルは変わっていないようです。

ビリーのようなカジュアルな雰囲気を少し取り入れたい、という場合にこのようなネックレスが挑戦しやすいのではないでしょうか。重ね付けもしやすいため、ビリーのコーディネートも参考になるはず。

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まとめ

今回はビリー・アイリッシュのモットーを参考に、どうすれば彼女のように自己肯定感をアップできるか、をまとめました。私たちが参考にできるビリーの信念は、簡単に以下の3つです。

  • 肌を見せる選択、見せない選択はどちらも同じように尊重されるべき
  • 自分が(精神的に)着心地のいいと感じるものを着るべき
  • 他人の意見は自分の価値を決めない

どれも勇気を与えてくれるものばかりですよね。この記事が、自分の好みや意見を大切に行動するきっかけになれば幸いです。

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