2017年、そう今から数年前に新しく発見された非常に珍しくて、初々しい鉱物があるのをご存知でしょうか?その名もユーパーライト。ウーパールーパー世代にはどこか、懐かしさを覚えずにはいられないそのネーミングに、心がほんわかする方もいるかもしれませんね。

今回はそんな世紀の大発見とも言われているユーパーライトをピックアップ。謎めくこの鉱物、いったいどのようなお石様なのでしょうか?

ミシガン州で発見された光る鉱石ユーパーライトとは?

ついつい夢やロマンをそれに抱いてしまいがち、それが宝石の醍醐味なのかもしれません。さてここではミテリアスストーン、ユーパーライトとは何?という基本情報について解説していきたいと思います。

光る、光る!ユーパーライトは蛍光性が特徴!

アメリカはミシガン州、そこに広がるスペリオル湖、それはカナダに跨るそれは巨大な湖です。そんな広大な湖で発見された石、それが今回の主役ユーパーライト。

アメリカ在住の宝石商Eric Rintamaki氏がスペリオル湖を散策していた時に発見したのがこの石。鉱物には蛍光性といい、ブラックライトに反応し様々な色合いを見せる石があり、例えばダイヤモンドのいくつかも蛍光性を持つ宝石として知られています。

ユーパーライトが発見されたマイルストーンは、Eric氏がわざわざブラックライト片手に蛍光性を持つ鉱物を見つけるため、湖周辺を歩いていたことに起因し、まさにユーパーライトの発見は偶然であり必然であったのでしょう。

まるで割れ目が熱を帯びているようにオレンジ色に発色する様子は、神秘的であり、どこか溶岩を眺めているよう。オレンジ色だけではくイエロー、ピンク、レッド、パープル様に輝くユーパーライトも確認されていますが、こちらは新種の鉱物ではなく、閃長岩の1種であることが分かっています。

その発色の原因については、蛍光性のあるソーダライトが含有されていることが原因で、本来閃長岩が存在しないスペリオル湖に点在する訳はカナダ側から氷河期時代に運ばれてきたと推測されています。

因みにユーパーライトと呼ばれる訳は、ミシガン州スペリオル湖周辺に住む住民の呼称である「yooper」、そして光の「light」をかけてネーミングされました。

日本では「方ソーダ石」とも呼ばれているユーパーライトですが、ブラックライト、つまりは紫外線を当てている間のみ妖しく光を発します。ソーダライトを含む閃長岩の一種でハックマナイトという鉱石もありますが、こちらは紫外線照射が終わった後も発光が継続するので、似て非なる鉱物ということが分かっています。

ユーパーライトってジュエリーには加工されるの?

発見から既に2年ほど経っていますが、ユーパーライトはいくつかのデザインジュエリーとして市場に登場しています。しかし結晶質の宝石ではないため、主な加工品は数珠状に研磨したビーズ状ブレスレットや、武骨なデザインのアクセサリートップなどがメインです。

女力を底上げするような煌びやかな印象こそ与えませんが、パーティーやクラブなどへ身に着けていけば、その強烈な発光が周囲を驚かせることでしょう。発見者であるEric氏のHPではユーパーライトの斬新なデザインのブレスレットやダガー、ライトスタンドなども購入できるので、ちょっと変わったユーパーアイテムを楽しみたい方は、そちらもチェックしてみてくださいね!

また原石として販売されることも多いですが、やはりその価格は若干高めに設定されており、発色が強い物は数万~10万程度まで値が付くこともしばしば。

宝石としての価値よりも類まれな希少性とマジカルな発光が人気の的になっているので、アクセサリー慣れしていない男性の腕や首元には意外にシックリ来る石なのではないでしょうか?

アメリカ観光の思い出に!ユーパーライト発掘、ミステリーツアーが面白い

何かと興味の扉をノックしてやまないユーパーライトですが、もしあなたがその魅力にどっぷりはまってしまったのならば、こんなツアーに参加してみるのはいかがでしょうか?

ミシガン発!ユーパーライト散策ツアーも大人気!

発見者のEric氏、やはりというか起こるべくして起きた、ユーパーライト発掘ツアー。発見者の手ほどきを受けながら、あの神秘的なユーパーライトを自らの手で採掘できるツアーが人気沸騰中!

オーストラリアではオパールを、日本でも佐渡で砂金を発掘できるように、アメリカはミシガン州ではユーパーライトを発見できるんです。あえてツアーを申込むかはあなた次第ではありますが、2019年は5月~10月の指定日に限りツアー参加が可能。

蛍光性を利用した散策になるので夜21時30~23時30の夜型エンターテインメントですが、ミシガン州周辺またはカナダに観光に訪れる際は奇妙でレアなユーパーライト発掘ツアーを楽しんでみるのも素敵です。

勿論発見したユーパーライトはお土産として、持ち帰り可能なのでジュエリーに加工するもよし、オブジェとして楽しむのもOK!

なお値段は2時間で100ドルほど、バックパックを担ぎ夜のスペリオル湖をUVライト片手に歩き回る、これはこれで価値ある思い出作りにはピッタリなのかもしれませんね。

詳細に関しては発見者であるEric氏のHPから確認し、申込、入金に関してもオンラインで取引可能なので、気になる方はぜひHPを覗いてみてください。

まとめ

今回はホットなレア宝石ユーパーライトについて解説していきました。昨今はユーパーライトに関する記事や情報がSNSだけでなくテレビや雑誌媒体でも見かける位、その不可思議でミステリアスな鉱物に注目が集まりました。

世界には謎めく宝石が五万とありますが、その中でもユーパーライトは五本の指に入る位の話題性と謎がある鉱物と言えるでしょう。まだ科学的に解明されていない部分も大きいですが、日本でもブレスレットやペンダントヘッドに加工されたものは数こそ少ない物の、購入可能なのでブラックライトで輝くミステリアスな光の競演を見てみたい、という方はぜひその目で隕石様の輝きを確かめてみてはいかがでしょうか?