特徴

  1. 赤褐色のクォーツをこのように呼びます。
  2. 外観の色が、マデイラ・ワインに似ていることから、このように呼ばれています。
  3. クォーツの変種です。ブラジル産のアメシストを加熱処理して得られます。
  4. シトリンと言う名前が付けられていますが、シトリンの黄色のイメージはありません。

その他

  1. 硬度
  2. 屈折率
  3. 1.54~1.55。

  4. 化学組成
  5. SiO2

  6. 発色原因
  7. 鉄と推測されています。

  8. その他
  9. シトリンに一般的に見られる色ムラが、マデイラ・シトリンにも見られます。

参考

  1. シトリンは黄水晶(きずいしょう)と呼ばれるように一般に黄色のイメージがあります。マデイラ・シトリンは、本来のシトリンのイメージがありません。
  2. マデイラとは、スペイン領のマデイラ諸島を言います。北アフリカのモロッコの西方の大西洋に位置しています。この島の特産ワインをマデイラ・ワインと言います。このワインの色に似ている赤褐色のクォーツをマデイラ・シトリンと呼びます。
  3. ブラジルのリオ・グランデ・ド・スル州産のアメシストを加熱処理すると濃い赤味のあるマデイラ・シトリンになります。
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