ジュエリーは、誕生日や記念日のプレゼントの王道です。「プレゼント選びに迷ったときはジュエリーを選んでおけば間違いない」といっても過言ではありません。

とはいえ、ジュエリーなら何でも喜ばれるわけでもありません。体に直接身に付けるものゆえ女性にとってジュエリーはとても思い入れ深いアイテムです。また、ファッション同様、年代別にふさわしいものが変わってくるので、本当に喜んでもらうためにはなかなか慎重さが必要です。

年代を配慮したジュエリー選びとはどういうことか、考え方のコツをご紹介します。

まずは、贈る目的を定めてターゲットを絞る

さて、ジュエリーを贈ろうと思った理由は何ですか? 誕生日、結婚記念日、日ごろの感謝のしるしなど、女性にジュエリーを贈る目的はさまざまです。目的によって、ふさわしいものと予算は自ずから決まってきます。

誕生日や記念日のプレゼントだったら、一緒に過ごした年数によって想いは違いますよね。初めての年と、10年、20年目では感情も重みも異なるはずです。日ごろの感謝を伝えるプレゼントなら、特別な日の贈り物よりカジュアルで気負わないものが似合います。いつも身に付けてほしいジュエリー、特別の日のためのジュエリー、または娘の代まで使い続けてほしいジュエリー・・・どんなイメージで贈りたいですか? 

大切な記念日の贈り物なら、長く大事にしてもらえる飽きの来ない良質なものがおすすめです。例えば、30代、40代と年代が上がるにつれ、冠婚葬祭の装いには上質なものが求められるようになります。ここぞというときに自信を持って使ってもらえるものを選ぶのも賢く実用的な選択です。

ジュエリーを日常使いしていつもきれいでいてほしい彼女には、シンプルで場所やファッションを選ばないものを贈ると喜ばれます。ダイヤモンドやパールならどの年代でも、どんな色の服にも合うので使いやすいですよ。

「贈る目的」が確定すれば、ターゲットにふさわしいジュエリーを見つけやすくなります。たいていの店舗では目的別に商品が分けられていますので、まずはそこから始めてみましょう。
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年代を考慮したい予算だて

実際にジュエリーを選ぶとなると「予算」も重要な条件の一つです。予算が高いほど品質の良いジュエリーが買えるのは間違いありませんが、喜ばれるジュエリーは値段では決まりません。「年代」「相手との関係」「贈る目的」を考慮して適切な予算を判断する必要があります。

例えば、まだ付き合いが浅い間柄なら相手の負担にならない金額に収める配慮が欲しいところです。また、シンプルで華奢なデザインが若さを引き立てる20代の女性と、ある程度の質と重厚感が求められる40代の女性では選ぶべきジュエリーが異なります。年代に見合った金額相場を知っておくのは大切です。

若い年代であまりに高価なものを身に付けていると不相応な印象を与えますし、反対に年代に比べて安価なアイテムだと貧相な印象になりかねません。品質に関しては年代に応じたものを贈ることが大切です。
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デザイン選びは年代より好み重視で

目的と予算には年代別配慮があると好ましいですが、デザインは相手の好みを重視して選びましょう。最近は年代にとらわれない装いをしたいと考える人も増えています。基本的には若いほど遊び心重視、年代に比例してエレガントさを増していくといったバランス感覚で選ぶと良いでしょう。

イニシャルをモチーフにしたデザインや、身に付けていると幸せを呼び込むとも言われている誕生石を使ったものも人気があります。
例えば、4月の誕生石であるダイヤモンドには「純潔、永遠の愛」といった意味があるように、誕生石はそれぞれに象徴する言葉を持っています。伝えたいメッセージを誕生石に込め、普段、口にしにくい想いを伝えるのも素敵ですよ。

イニシャルや特別な日付などを刻印してくれるサービスを行っているお店もあります。特に記念日などには、ひと手間かけてカスタマイズしたジュエリーはかけがえのない贈り物になるでしょう。

ジュエリーデザインそのものに加え、シルバーカラーのアイテムを選ぶか、ゴールドカラーを選ぶかも考慮したい点です。シルバーカラーの素材にはシルバー、ホワイトゴールド、プラチナがあります。ゴールドにもイエローゴールド、ピンクゴールドなど色のバリエーションがあります。同じデザインでも素材によってだいぶ印象が変わりますし、地金の色は他のアクセサリーとの組み合わせにも影響します。
また、年代によって変わってくる肌の質感に合わせて本人の好みがある場合もあります。

贈る相手は普段どちらの色を多く身に付けているかチェックしてみましょう。判断が難しければ、シルバーカラーとゴールドのコンビネーションになったアイテムを選ぶという手もありますよ。
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記事では、ジュエリーギフトを選ぶにおいて、年代に関する配慮にはどんな点があるのかをご紹介しました。それでも迷ってしまうときはジュエリーのプロであるお店の人に相談してみるのも解決策の一つです。

贈り物を選ぶということは、相手に対する自分の思いや認識を再確認する作業でもあります。相手に思いを馳せ、喜んでもらえるジュエリーを選びましょう。

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