「四季の中でどの季節が好きですか?」そう聞かれたときに、季節の美味しいものを考えて答える人もいるのではないでしょうか。ハウス栽培や冷凍技術などで今では旬に限らず年中おいしいものを口にすることができるようになりました。ですが今なおその季節しか口にすることができないものもたくさんあります。その季節ならではのものを食べることは旬をいただくということ。とても贅沢なことですよね。旬の時は一瞬で、逃さない敏感さも必要かと思います。
収穫したものの中には手間暇かけておいしくいただくことができるものもあります。準備する時間もまた幸せな時間なのではないでしょうか。
例えば、掘ったタケノコを割り出し、あく抜きをする間、どんなお料理にするか考える…。栗をむきながら、ほくほくの栗ご飯か洋酒を利かせた甘露煮にしようか迷う…などなど。
手を加えてすぐに食べられるものもありますが、場合によっては完成まで数ヵ月の時間を要するものもあり、その寝かせている期間は仕上がりを想像しなんともワクワクするものです。今回は四季を代表する恵みを考え、そのハッピーな気分に近いピアス(イヤリング)を集めてみました。

春。山の道端できらりと輝く野イチゴに出会う

春の終わり頃から山のあちこちで目にするのが野イチゴです。赤い実をつける草花は四季問わずたくさんありますがイチゴの姿は格別キュート!みずみずしく艶やかな赤い色は茂みの奥でも目を惹きます。いわゆるヘビイチゴと呼ばれる、食べてもおいしくないイチゴもありますが、こちらはどちらかというとマットな赤。触ってみると固くごりごりしています。対して私たちが口にすることのできる野イチゴは触るとハリと弾力があります。熟しているものだと触っただけでもその果汁が感じられます。
また一度にたくさん採れるようなチャンスがあるならぜひジャムにしてみてください。部屋中に漂う甘い香りは幸せな気分になれること間違いなしです。
K18PG ルビー フラワーピアス

みずみずしい果実のような艶やかな赤がチャーミングなピアス。さりげなくてもハッと目を惹く愛らしさはまさに春の山で出会った野イチゴのようです。その日の装いがグッとキュートになる春らしいピアスです。

夏。濃厚で甘い青梅のシロップを仕込む

初夏になると梅仕事が待っています。梅の実は青いままだと毒があり食べることができません。それがひと手間かけると様々な楽しみ方で食べることができるのですから、考え付いた昔の人ってすごいと思いませんか?中でも人気はやはり梅酒でしょうか。そのほか梅シロップにして子どもたちと夏にかき氷として楽しむのもいいですね。炭酸水で割ってすっきりいただくのも暑い日におすすめです。梅は夏バテにも効果があるとされています。そして梅酒や梅シロップより少し手間はかかりますが、せっかく青梅があるなら梅干しは挑戦したいですね。自家製梅干しは無添加。塩分などもよくわかり安心です。
K18YG ペリドット&グリーンガーネット ピアス

初夏の梅の実のような爽やかなグリーンが美しいピアス。揺れ動くデザインは涼し気で暑い日におすすめです。夏の強い日差しに負けないパワーが上質のジュエリーにはあります。スッキリとした夏の装いに合わせたいピアスです。

秋。渋柿に時間の魔法をかける

日頃私たちが食べる柿は甘いものばかりですが、日本の柿の大半は実は渋柿とのこと。渋柿もしっかり熟れると渋が抜けて食べることができます。これがとろりとしてとても濃厚。ですが、まだ硬い渋柿を干しておくことで渋を抜くという方法もあります。いわゆる干し柿です。干し柿もねっとりとした深い味わいでお茶請けにもおすすめ。また干し柿は縁起物としても有名で、鏡餅と共に飾ったりお正月にいただく習慣のある地方もあるようです。
K18YG マンダリンガーネット ピアス

柿のような艶やかなオレンジ。柿の木がたわわに実っている様子は収穫の秋の幸せな気分を感じさせてくれます。オレンジは元気弾けるカラーです。まるで喜びをギュッと凝縮したようなハートのピアスはハッピーな気分を盛り上げてくれそうです。

冬。家族の健康を願って来年の味噌を仕込む

まだ寒い時期の大仕事が来年の味噌作りでしょう。ほかほかにゆでた大豆に塩と麹。あとは混ぜるだけ。ゆでたての大豆はほんのり甘く優しい味わいです。そこに米麹と塩をしっかりと混ぜ込むのが一般的な作り方。仕込んだ味噌は来る夏の暑さで発酵し翌冬が来る頃にはまろやかなお味噌へと変化します。同じ材料、同じ分量でも、混ぜた人と保管(発酵)場所が違えば、全く違った仕上がりになるから不思議です。
K10YG 白蝶貝イヤリング

マットな乳白色は優しい雰囲気。雪がちらつくような寒い冬の日に時間をかけて準備するお味噌は米麹、塩そして大豆でできています。どれもやわらかな白をベースとした色です。そして時間というスパイスはまるで貝の輝きのよう。優しい気持ちになれるこのイヤリングは、特別なシーンでぜひつけて欲しい一品です。

まとめ

このように四季を食で楽しむにいろいろな作業があるものをご紹介しました。ひとつひとつの作業は単純なものばかり。といっても便利な世の中です。今ご家庭で手作りを楽しむことは減ってきているかもしれません。作業できる時期が限られているため忙しい時間の使い方をしている現代向きではないかもしれません。
ですがこうやって時間をかけて丁寧に暮らすことは、日々を豊かにするということ。それは長く大切にしたいジュエリーの輝きに似ているような気がするのです。