ジュエリーに絵本を添えて真心を届ける第3弾として、今回は自然の移り変わりをテーマにした美しい絵本を2冊ご紹介したいと思います。
自然というテーマは絵本界でも昔から大切なテーマとして扱われてきました。そしてたくさんの名作が生み出されています。また四季を通して変化する自然の様子はまるで人の一生ともリンクするよう。自然の美しさを綴った内容の絵本を大切な人に紅葉カラーのジュエリーとともに贈る。それはきっと人生を照らすようなステキなプレゼントになることでしょう。

木のうた イエラ・マリ作(1977年)

あらすじ:この絵本には文字がありません。どのようにでも読み解くことができる絵本ですが、1冊を通して描かれているのは季節によって変化していく1本の大木の様子。その木を住処にする動物や周りの植物と併せて生き生きと描かれています。そして冬に始まり冬で終わるその移り変わりは人間の生を見ているような感覚になります…。

「木のうた」の魅力のひとつはその色彩構成です。移ろいゆく四季の変化が配色の美しさにのせて描かれています。ずっと同じ構図が続くイラストとハッと目を惹くその配色はグラフィックアーティストとして高く評価されているイエラ・マリだからこそ。シンプルにそぎ落とされた描写に思わずうっとりするような美しい絵本です。そこには大木が持つ力強い生命力を感じます。
そして木の様子や周りの生き物たちの行動など絵本から四季を学ぶ子どもの目線とはまた違ったものが大人だからこそ見えてくるような一冊です。大人になると誰しもが心に残る自然の風景ってあると思います。文字がないというところは読み手の感じ方次第でどうとでも読み解けるということ。贈り物にもしやすいですね。ボーっと眺めるだけでも心が洗われるような美しい1冊です。
またこの絵本ただひとつの言葉となるのがそのタイトルです。「木のうた」。まさに歌うように人生を送る…そんなメッセージが聞こえてくるかのように感じます。

葉っぱのフレディ―いのちの旅― レオ・バスカーリア作(1998年)

あらすじ:春に生まれた葉っぱのフレディが、周りのたくさんの葉っぱと友達になり夏を一緒に楽しみます。人々のために木陰を作ったりして毎日大忙し。そんな日々も少しずつ変わりやがて秋が来て葉っぱの一枚一枚がそれぞれ自分らしい色へ紅葉したあと冬になりその葉を落とす…。

「葉っぱのフレディ」は哲学者であるレオ・バスカーリアが生涯でたった1冊残した絵本とされています。この絵本を読んでいるとおのずと死というものに向き合っていることでしょう。まえがきには作者からのメッセージとして「死について的確な説明ができない大人たちに贈る」と記載されています。日常を生きる中で死について考えたり向き合ったりする機会ってそうないかもしれません。けれども死について考えるということは生きることについて考えるということ。今一度改めて考えてみるのも大切なことなのかもしれません。そんなきっかけになるような生きることのヒントがこの絵本には詰まっているように感じます。この絵本は初夏から春について描かれています。「いのちの旅」という副題や言葉がある分、希望を持った終わり方になっているのかもしれませんね。
また生きるという大きなテーマとともに、葉っぱの一枚一枚にも違った表情があり個性があるということも丁寧に描かれています。こちらも大切に見つめてみたいテーマですね。

私たちを取り巻く世界の自然

今回は同じように四季を切り取り、人生について描き出す2冊の絵本をご紹介しました。ただこれら2冊は発表された時代が少し違います。
この間に世界の様子は大きく変化しました。森林伐採、それに伴う気候の変化。昔より春と秋が短いように感じられるし、少しずつ身の回りの植物が変わってきているような気がします。それはこれらの絵本を眺めているといかに大変なことかを感じます。こんなにも美しいものをじわじわと手放しているとするなら、そんな悲しいことはないのではないのでしょうか。後世まで残していかなければならないかけがえのないものをなくしてから気付くようでは困る…そんな私たちへの警告にもなるような絵本にも感じられます。

紅葉カラーのジュエリーを絵本に添えて

四季のすばらしさが描かれた2冊の絵本。どちらも四季それぞれの表情は豊かで、中でも秋の紅葉は目を見張る美しさです。これからやってくる日本の紅葉シーズンに合わせて贈るのもいいですね。そのときには美しい紅葉カラーのジュエリーを添えるのはいかがでしょうか。
Pt900 マンダリンガーネット 一粒ピアス

眼を惹く華やかさと強さを持ったマンダリンガーネットはまるで紅葉そのもののような深い味わいを感じます。紅葉には燃えるような赤、変化が美しいオレンジ、黄金に輝くような黄色など様々な色があります。そのどれもが美しく、これらのカラーバリエーションを持つジュエリーもたくさんあります。二人で見た思い出の紅葉の色に合わせた紅葉カラーのジュエリーを選ぶのもステキですね。