歳を重ねるごとに年々減っていく我が子との時間。親離れは嬉しいような、まだ早いような…。特に娘には女性として伝えたいことが沢山あるのに、思春期になると話も素直に聞いてもらえないですよね。そんな大人の階段を登り始めた娘さんとの貴重なお出かけ。もう手を繋いで歩くことは無いかもしれませんが、大人に近付いたからこそできるさりげないリンクコーデで思春期の娘さんとの絆を深めませんか?

思春期の女の子の特徴

女の子の思春期と聞くと、“口を聞かない”“反抗的な態度を取る”というイメージを思い浮かべますよね。では、彼女達の心と身体はどんな状態なのでしょうか。

身体の変化

思春期とされる10歳頃からはちょうど初潮を迎える子が多い年頃です。合わせて、身体つきが丸みをおび、胸も大きくなるなど大人の身体への変化が見られます。急に女性らしくなる自分に戸惑い、思い悩むこともあります。今までの以上に周りの目が気になるようになるので、見た目を揶揄されたりすると心を閉ざしてしまう子も少なくありません。

心の変化

女性ホルモンが増えることにより身体に変化が出るのと同時に心のバランスが不安定になりだします。生理前に精神が不安定になるのと似ています。それに加えて、身体の変化への戸惑い、更に自立心が芽生え始めることも重なって理由もなくイライラする事が増えます。この時期は過保護に接すると逆効果の場合が多いので、少し離れて見守るように心がけましょう。

親とのお出かけは嫌?

少し前まで休日になると家族で仲良く出かけていたのに、最近は娘の参加率が下がってる…。もう一緒にお出かけできないのかと不安に思ってしまいますよね。なぜ一緒にお出かけしてくれなくなったのでしょうか。

周りの目が気になる

思春期の特徴と言えますが、周りの目が気になって一緒にお出かけしたくないと考える子は多いです。「親と出かける=子ども」と捉える子もいるので、特に同級生に会う確率が高い地元は嫌がられる傾向にあります。

自分の時間が楽しい

自立心が旺盛になるにつれ、自分の好きな世界を楽しめる時間に魅力を感じるようになります。親との時間が嫌と思うよりも、自分の時間が大切だと感じる気持ちの方が勝っているのです。また、友達との関係に敏感になるのもこの時期です。友好な関係を保つために家族よりも友達の方が優先順位が高くなりがちです。

自己の確立

今までは親の言う通りに行動していましたが、思春期に入り少しずつ自分の考えを持つようになります。それは必ずしも親と同じ意見とは限りません。考え方の違いから親と距離を取りたいと感じる子もいます。今後、良好な関係を続けていくためにも娘さんの考え方を見守ってあげましょう。

一緒にお出かけするためのポイント

思春期の娘さんとのお出かけのハードルを下げるポイントをご紹介します。

地元から離れる

親と出かけているのを友達に見られるのを嫌がるようなら、地元から離れた場所を選ぶのがオススメです。知り合いがいないと思うだけで気分は変わるものです。

興味のあるイベントに誘う

親の用事に付き合わせるばかりではなく、たまには娘さんの興味のあるイベントに誘ってはいかがですか。アニメの聖地巡礼でも良いですし、ミュージカルやスポーツ観戦もお互い楽しめますよ。SNSで見つけたおしゃれなカフェに誘うのもオススメです。

おしゃれをする

思春期はおしゃれに目覚め始める時期でもあるので、お子さんの好みのアクセサリーや服を用意しておくのもアリです。また、見落としがちですがお母さん自身もおしゃれしましょう。普段家族優先でおしゃれに手を抜いていると、その姿が一緒に出かけたくない原因になっている可能性がありますよ。

さりげないリンクコーデで絆を深めよう

娘さんと一緒に出かける予定が決まったら、思い切ってリンクコーデを提案してみてはいかがですか。特別感が出てより絆を深めることができますよ。リンクコーデとは言っても洋服を合わせようとすると嫌がられてしまうでしょう。そこで、小物を使ったさりげないリンクコーデをご紹介します。

お揃いモチーフのアクセサリー

コーディネートの中で占める割合が小さく取り入れやすいのが「お揃いモチーフのアクセサリー」です。お子さんの好きなモチーフに合わせても良いですし、お母さんが普段セットで使っているアクセサリーを別々に使うというのも統一感が出ますよ。「お揃いにしよう!」と言うと思春期の娘さんには反発される可能性が高いので、誘い方には注意が必要です。
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お揃いバッグを色違いで持つ

お子さんと服のテイストが違ってもできるリンクコーデが「お揃いのバッグを色違いで持つこと」です。色によって印象は大きく変わります。それぞれのコーディネートの幅も広がり、ますますおしゃれが楽しくなるでしょう。

スカーフを使っておしゃれをランクアップ

娘さんとの親密度が高いなら、スカーフを使ったリンクコーデも新鮮ですよ。首元に巻くだけではなく、ヘアアクセサリーにしたり、バッグに巻いたりと多様に使えます。違う柄を選んでも雰囲気に統一感がでます。

思春期の娘さんとの時間が減ることは、大人への成長過程では自然なことです。少し寂しくなるかもしれませんが、その分限られたチャンスにお互い楽しい時間を過ごせるように準備しておきましょう。少しでも絆を深めることで、将来の親子関係がより良いものになりますよ。

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